土鍋

そろそろ、鍋がおいしい季節になってきます


土鍋のすばらしさって、ここ、数年で覚えました
湯豆腐をやると、おの良さというのが
よくわかります


美味しんぼ、にでてくるのですが、湯豆腐はその豆腐の
温まり具合を、見極めて食べるのが、いいと言います
土鍋だと、ゆっくり、あたたまるのがわかるのです
まるで、いい湯加減のおふろで、豆腐がくつろいでいる
ようです


実際、たとえば、うどんのような、麺類にしても
あまり、沸騰した湯のなかをくぐらせるというのは
よろしくないように、感じています
あくまでも、いい感じで泳ぐように、湯にいれたいと
感じます


土鍋は、その成分から、いいものをだすんだよ
本当のいい土は、日本にもう残っていないんだよ


そういう話を、鳥取岩井窯の山本さんに、聞いて
土鍋がとても、気になりました


伊賀焼の土楽さんに、行き、昨年「ポトフ鍋」を
求めてきました。それでつくる味噌汁が、おいしく
感じるのは、食材がいい感じで、煮えるからです
その効果も、きっと、土鍋ならではなんだなと、感じます


豆腐のような、やわらかい、そして味が淡泊なものは
まさに、そのあたたまりかた、そして食感に、微妙なもの
って、感じやすいのかもしれないです


土鍋と、ほぼ同じ素材といっていい、焼き締めのうつわに
花を活けると、長持ちするということが、あります


え?とも思うのですが、思ってみれば、もともと「土」
なのだから、植物にとって、いいものをだしていても
そりゃ、不思議はないのですけど
ですが、ちょっと、不思議ですよね?


うちの玄関に、ミントを、活けてあるのですが
もう数か月、そこで育っています
そういうのを、みると、土の力って、あるよなと
感じます


自分の気に入った、うつわと、いい感じの料理を
楽しみながら、いい時間を過ごしたいですね