人が育つということ

人が育つということについて
なんらか、人と人の関わりというのが、本人を気づかせ
行動を起こす、きっかけとなっていくということ


歴史が好きで、たとえば、坂本竜馬が、たとえば
織田信長が、成長したそのときということを
伝記作家は、物語として、語っています


坂本竜馬であれば、姉との関係、母との関係、家族の
ささえ、そういう中で、剣の道にすすむということ
勝海舟との出会いとすすみます


織田信長でいえば、もり役である、家老との関係、そして
その死、家族の裏切り、家臣の裏切り、家臣の成長
生きるか死ぬかの、戦いなど


会社を経営していて、自分のできないこともできちゃう、社員を
育てることほど、すごいと思えることがあるでしょうか


坂本竜馬が、あるスポットをあてれば、師の勝海舟ができなかった
ことを、なしとげたとき、師の勝は、きっとうれしかったに
ちがいないのです
薩長同盟大政奉還。もちろん、ひとりではできない
キーマンをみつけ、これを、味方にひきいれ、事を動かしていく
ここに、坂本竜馬の魅力がある


さて、システマーズの会議の場、研修の場において
そのとき、キーをにぎるだれかに、気づきがあって、
行動を起こすということを、くりかえし、望んでいます


たとえば、一定の技術を身に着けて、自分が担当者としては
自信をつけた人が、今度は、自分より下位者の人に
指示をだしてく立場にたったときに、どんなことに気を付け
どんなことを、目指してもらうか、心になにかを、思って
やらなければ、人は動きませんね


こういうときに思い出す、エピソードがあります


ある高校に、二人の教師がいます
その学校は、校則が厳しくて、朝、登校してくる
生徒の、制服をチェックするとういのですね
女子のスカートを測ったりするということ
二人の教師、A,Bといて、Aさんは、こんなことは
意味がないと思いながら、上司が言ってるからやる
というだけで、やってるそうです。そうなると
生徒から、ぶうぶう、文句がでる


一方、Bさん。Bさんの心のなかでは、自分は、生徒に
世の中には、理不尽に思えることがある、そのことを
教えるのだと、信念をもって、スカートを測る
そうすると、文句はでないのだと言います


なにか、指示をだしたり、まして、振る舞いをなおしてもらう
といった、人と人が関わる時に
自分自身が、軸となる考えをもってるのかどうかで
その伝わり具合は、大きくちがうのだと思います


人が育つということは、時間がかかることです
それは、行動が、信念を伴うということ、やってみて
すぐできるほど、簡単ではない、その一事においても
想像できること、だと思います