未来の自分につながるという感覚

人間生まれたときから、100%、自分がよりよく生きていく
ということを、望んでいます


勉強したい、自分をもっと向上させたい
それは、必ず持ってる、感覚なんです
そういったことが、見えない、そうでないように
見えるとしたら、そういうなにかしらの、カベというか
なにかが、そうは思わせないところに、あるものが
あってのことと、感じます


水と太陽と土があれば、種は育つという話、河合隼雄先生の
著作からの引用ですが、ずっと覚えていることです


ときに、何十年、いえもっと、ずっとずっとしまいこまれていた
植物の種に、水と太陽と土を、適度に与えてやれば
芽をだして、花をさかせることができる、というのですね


人間の本来もってる力がでてない、という状況についても
植物を育てるように、水と、太陽と土を、
人間にとっては、安心と、期待と、目指すべき、目標といったことを
見えるようにしていくことで、成長はするのだと、信じています


未来の自分につながっていく、感覚というのが、もてる
ということが、大事だと、感じるのですね
つながる、というのは、双方向で、継続的ということ
これも何度も思うのことです


ある、イメージ、自分がなりたいイメージをもてて
そのことが、自分の未来の姿と、思えたということ
そのことが、いろんなことを、する、おおもとの力に
なると、感じます


技術者として、こんなふうに、活躍しているというイメージを
もつということ、だから大事なんだと思うのです


ごく一部でも、なにかを作るということに、関わったら、このことは
自分がいて、なりたってるという事実から、自分がやった、成果だと
自画自賛できるというのも、いわば、能力といっていいのでは
ないでしょうか?
そういうことが、継続的に、双方向で、目標であり、夢と
つながってるということに、なると感じます


うつわ作りの作家の人から、昨年教えてもらったことがあります
自分ができるのは、一定のところまでで、そのあとは、縁ある
使ってもらえる人に、まかせるということだというのですね


備前焼の、うつわについて、作る段階でできることというのは
あるところまでで、ほんとうに、いいうつわというのは
使ってもらって、育って行ってこそだというのです


いい話でした


その人の哲学といっていい、考え方、生き方なんだろうと
思います
なにを作るとか、自分の名前をもっと前にだすなんてことは
ささいなことのように、感じました
目にみえる、さわれる、うつわ作りだから、できることかも
しれません
でも、自分でできるのは、一部のことですという、自信
そういう、生き方、そういう、物事、人とのつながり方


学べることが、あると感じました