感性について

昨日、当社の新入社員の人と、感性について
話をしました
感性、私としては、定義を「好きになる能力」ということに
しています


ユーリー・ノルンシュタインというロシアの、アニメ作家が
言います
優れた作品を作りたいのなら、ペレジヴァーニエをすること
そして、そのことを、記憶に留めるということが重要ですと


ペレジヴァーニエ、これは、優れた俳優が、その与えられた役に
はいっていく、ある種の境地といっていいかなと思います
日本語訳は、正確にはないのでしょう、近いのは「共感」や「感動」
かなというところ


たとえば、源義経の役を、俳優Aがやったとして、演劇論のなかで
Aは役そのものに入り込むことが大事という、考え方と
Aとその役の間には、常に距離があるのだという考えと
二通りがあるのですが、ペレジヴァーニエは、そのどちらでも
ないというのか、両方を備えたといったらいいのか
そういう境地かもしれません


「詩」のような言葉遣いをするのなら、Aはその役の人生を
理解し、生きてみるのだ、という言い方もできるのかも
しれません


演劇のなかで、役作りという言い方をしますが、自分を役に近づける
という努力を、してみるということを、するのですね
衣装やメイクはその助けになります


感性を磨くには、ペレジヴァーニエだなと、感じます


人生を豊かにするには、感性を磨くのがいいと思うのです
こういう話を聞いたことがあります


あること、たとえば、「バイク」にしましょうか
バイク好きが、会うと、話しが止まらないということが
ある、とか、想像できることじゃないですか
そして、それはたとえば、言語も越えるということが
あるというのですね。つまり、違う国、違う文化の背景も
あるはずなのですが、バイク好きということで、言葉が
わからなくたった、通じてしまうということ


これはほんとに素敵なことで
あることについて、言葉がわからなくても、意思疎通ができてしまう
まして、言葉もわかるようなら、ほんとの仲良くなれるのだと
思うのです


だから、感性を磨いてほしいと思います
話し出したら、2時間でも3時間、一晩でもしゃべっていたいような
なにか、好きなことを、みつけて、どんどん好きになってほしいと
思います