指導するということ

人を指導するというために、対象者との関係づくりが大事だと
思います


聞く、という行為について、本当に大事だと思いますし
そのことがなければ、本当の意味で指導する
大事なことを、伝えていくということが
難しくなると感じます


そして、聞くということは、実際、拡大解釈をすれば、とっても
すごーく、大変だなとも思うのです


人はそれぞれ、事情を抱えているし、その人しかわからない
ときには、その人も意識できてない、思い、苦悩を抱えてるものです


聞くということを、どこまでも、するとなれば、相手がもってるものを
包める、自分というのを、もたなければなりません


私が入社して以降、入社してくれた若い人について
「育てよう」とずいぶん、いきごんで、望んだものでした


でも、育てようという気持ちは空振りになり
対象者が、やってることはちぐはぐ、つまりは
味方になってくれる人を味方につけられず、大事な
メッセージはうけとられず、成果をだせずに、退職していった
そういう人が何人かいるんですね


その原因は、指導する側にもあったと反省します
なぜか?


聞くことができなかったからだと、言えます


だいたい、大事な、自分の心のなかにしまっておきたいことを
信用できない、人に話せますか
伝わるという思えない人に、話さないでしょう


そういう意味では、話してくれるような、自分のほうに
指導する側に、うつわがなければ、はじまらないのですね


対象の人が、話すことを、うけとめられる、自分があってこそ
話し合いが成立して、物事を深くみよう
自分がどうしたらいいか、相談しようになるのだと、思います


聞くって、そんなに大変なことなんだ
そうなんです、一生かけて、やる仕事でしょう


ときには、歯が立たないこともある


だから、指導するってことは、ときどき
まず指導できる人って、限られてる
指導できる状態って、限られてるんだと、認識することから
はじまるといっていいかもしれませんね