好きな小説、「思い出のマーニー」
主人公のアンナが、人に心を開けず
養母との関係も、冷えている
相手を、受け入れ、相手の気持ちを
ついつい、悪いほうにとってしまいがちという姿
それが、夢か現実か、自分が入れ替わりたいと
思うような存在、マーニーに会い
親しくなり、疑似恋愛といっていい、経験をへて
裏切られたという思いをし、そこから相手を許すということが
できるようになる
見ようによっては、思春期を迎えたひとりの少女が
おとなの階段を上り始めたとも、見える
人間は成長するから、素晴らしいのでしょう
知識だとか、体力ということも、大事ですが
自分の感情をコントロールするという点でも成長する
ということが、とても大事なことですね
マーニーの例でいえば、相手を許すという行為が
できるようになるという成長を、引き込まれる、ストーリィの
なかで、読者にみせる、素晴らしい作品と思います
今月、会社の管理職の人に、小説や、映画、または
それぞれのプロジェクトのエピソードといったことで
人間が、やる気がでるような瞬間をとらえた、事例を
集めてみてほしいという、希望をだしました
サンプルとして、見せたのは、「踊る大捜査線」
です
柳葉敏郎演じる、湾岸署の、捜査本部超は
「捜査を立て直す」と宣言し
「これから、話し合いに参加してくれ
階級、捜査の担当か、そんなことは、関係ない
思ったこと、気づいたことをどんどん言ってくれ」
他の小説でも読んだことがあるが、警察というのは
どうも、縄張り意識、がちがちの組織が存在し
他のチームと協力するということが、とても下手ということが
あるようです
ある意味、タブーをやぶり、捜査そのものを優先する
ということをしている
あえて、組織の上下関係も無視するという
自分の役割を、最大限発揮するのに、優先することは
これだ、それを制限することはとっぱらう
そういうことが、人のやる気を盛り上げるということは
ままあることと、認識します
もちろん、映画。現実にそうしたことができるのか、については
異論もあるでしょう
けれど、学べる点はある
組織というものの、世さ、また弱さということが
ここに、見えてくるということもある
チームは人を育てるもの
そういうことを、感じながら、仕事したいですよね