雨の季節

雨が降ってるのを、いやだな、と感じてしまうか
雨は、雨で楽しいこともある、と思えるか?


そういうことが、いろんなことを、楽しめるのか?
ということの、いいサンプルになるかなと
思います


どこか、景色のいいところに、でかけるときに
雨、となれば、ちょっとがっかり


そういうときでも、見方によって、楽しみ方が
あるなと、思ったりします


去年の夏、信州栂池の自然園に行ったのですね
雲があって、景色が360度見えるという
わけにはいかない、そういう状況でした
一番、見晴がきくという、展望台にて、おべんとうを
ひろげ、ずっと先にある、大雪渓をながめました


大雪渓、確かに、雲にかくれてしまっている部分があります
そういう大きさの雪渓です
それでも、こんなふうな、大きさかなと、想像しながら
みたりしていたのですね
そうすると、雲は動きますから、部分、部分が見え隠れ
するのです


そうなんです、景色も想像しながら、見るという楽しさも
あるなと、気が付きました


雨の、景色といえば、大学のとき、ゼミの先生を囲んで
箱根を旅した事があるのですが、そのときの先生の一言が
山の楽しみを、拡げてくれたのを、思い出します


やっぱり、山にありがちな、霧雨の天気だったのですが
緑色の木々が、霧雨で、グラデーションになり、緑と
グレーが混ざるところを、見て、この色が美しいと
つぶやいたのです


きれいに晴れ渡ったときの、緑と青空のコントラスト
それは、美しいでしょう。また湖水がくっきりみえて
その向こうに、富士山の稜線がみえる、様子も素晴らしいでしょう


けれど、想像力であり、くっきりみえるという反対なのですが
「ぼかし」のある、やさしい景色というのも、捨てがたい
気持ちをなごませるものが、あるようです


梅雨に入りました
雨をみながら、読書も、楽しい
雨の季節を、楽しみましょう