坂本竜馬

今年はNHK大河ドラマが「龍馬伝」とかいって
本屋にいっても原作をはじめ、龍馬の本が
ならんでいて、竜馬ブームの再来という感じが
する


坂本竜馬については、私は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で
ファンになってる。1月にmixiとかでそのことにふれて
あれ、やっぱり原作者の見方というのがキャラクターにでるなと
感じたことがあった
それは、竜馬の江戸での恋の相手、千葉道場のさな子についてで
私の記憶のなかの、司馬の書いたさな子は奥ゆかしくて
今度のテレビに登場するさな子(貫地谷しほり)は、少し
いまでいう肉食系に近いなんて思った
そこで、確かめたくて「竜馬がゆく」読み返す


読み返してみると、さな子は、司馬の書き方でも「奥ゆかしい」だけではない
奥ゆかしいと思えるところももちろんあるのだが
あるシーンでは、自分から部屋を訪ねて、求愛している
それは、ストレートに肉食系と、いう書き方はしていない
そうした行為にいたる心の動きが、楽しいのでくどくどとは書かないが
どっちともとれるともいえるかと、思ったりする


だいたい、あれだけ長いストーリィ(文庫本で8巻)にでてくる
重要なキャラクターを、ひとことで、あらわそうなんてちょっと
乱暴かな


少し前に読んだ、記事で「竜馬がゆく」を読んで、まるで
そのなかのことが「史実」のように語る人がいるが
笑止なことで、あくまでも小説ということが前提
つまりフィクションがふんだんにはいってるんだと
書かれていた


確かにストーリィ展開する以上、フィクションはあるでしょうが
例えば、さな子がのちのち、上の話のシーンで竜馬が与えた
片袖をもって、人にのちのちまで私は竜馬の許婚でしたといったとか
竜馬の実在の手紙に沿う形でのシーンがあったりとか
フィクションだろうけど、事実もおりまぜてあると
感じる
ま、少なくともそう思ったほうが楽しめる


また、ちょっと竜馬が好きになってる
大河ドラマも、少し気になってます