野菜料理

この2,3年、生まれ育った家で、大晦日に煮物の手伝いをする
黒豆、白いんげん豆、八つ頭、しいたけ、にんじん、れんこん
などを煮るのだ
あわせて、忘れてならないのがなますだ
だいこんとにんじんを酢漬けにする


だいこんは、一年を通してよく食べる
しらすおろし、千切りにしただいこんサラダ、だいこんの煮もの
だいこんステーキ、牛肉とだいこんの旨煮といった感じかな
特に千切りにしたものは、好きだ
例えば、カブなどもやるのだが、千切りにして、塩昆布をちらし
だしじょうゆをかけてやる。そうするととってもいい、箸休めの
一品になる


この千切りにするというのは、おそらく野菜のとてもおいしい
食べ方だ。先月大変親しくしてる料理好きの方が遊びにきて
そのときは、ぜひ私の手料理でもてなしたいと思っていたのだが
やっぱりというか、野菜料理を持参してくれた
そのときにでてきたのが、だいこんの皮とにんじん、昆布の
キンピラ、炒め煮という感じ。これがしこしこたべられて
なかなか、箸がとまらないのだ


数日前、アスリートの食事が中高年にもいいというテレビ番組が
あったが、それをさらさらと見ていて、自分の作るお惣菜に
自信をもった。つまり、似てるのだ。そのアスリートが
食べてるというメニューと。もっとも毎食栄養素を計算して
食べるということが大事ということになると、全然できていないのだけど


我が家は野菜をよく食べる
野菜というと、ナマで?と連想する人が多いかもしれないが
やっぱり、火を通したほうが食べやすい
できるだけ、ていねいに作ることを心がける
前にも書いたかもしれないが、例えばほうれん草のおひたしを
作るにしても、軸の部分と葉の部分で、ゆでる時間を変えるなど
食感を大事にできるように、工夫したいもの
結構好きな小説の、灰谷健次郎「天の瞳」には
毎食必ず、ほうれん草なり小松菜なりの緑のものをとるのが
いいということがでてくる
その文章を読んでから、そうか緑のものは毎食でも
いいんだと思って、買いものにでると
おそらくかなりの頻度で勝ってくる
私のスーパーなり、八百屋さんの評価は、この緑のものの
充実度が、大きなポイントだ


おいもも大事な、品目だ
去年の夏、山陰で求めたとっても気に入ってる土鍋に
サトイモの煮ものを作るのがすきだ
おいもは、例えば腸にとてもいいという
あのさといものねっとり感を思い出すと、腸のなかの小さな突起が
元気になっていく連想がわく


おいしい、体にいいものをたくさん食べて
少し体を動かし、仲のいいひとと、くったくなくしゃべる
そういうことが続けられたら、必ず元気でいられるし
必ず幸せな瞬間がある、人生が送れると思う
野菜は、人生を豊かにしてくれる、大事な食材なんです