フォッカッチャ

先週末は、久しぶりに、粉から自分でパンを
作りました。フォッカッチャといって、オリーブオイルを使った
皮はちょっと、パリっとさせる、いい感じのパンです


ひとり、学生時代の仲間にパン作りを、仕事にしてる仲間が
います。あるとき、パン作りについて話をしてるとき
イースト菌に、食べさせるものがしっかりあることが
大事。だから、「味」をつけるという意図でなく
バターだったり、牛乳だったり、粉にまぜるんだよ
というヒントがありました


それから、そうか!インプットしたのです
あっさりした味にするために、レシピにのってる
たとえば、牛乳だとかを安易に減らしてしまうのは
だめなんだということ


パン作りは、粉が膨らんで、味わい深いパンになっていく
という面白さがあります
もちろん、レシピをみるわけだし、そうなるというのは
予想するのですけどね。でも発酵させているときふくらむこと
もちろん、焼いて、またふくらむこと、風味がでること
やっていて、とっても、楽しい仕事です


料理には、ずっと、時間をへて、人々がつみあげてきた、知恵が
あつまってるのを、感じます
オリーブオイル、だってもちろんそうだし、オーブンという
器具もそうだと思います
イースト菌もそうかな


いっしょに食べた、チーズなんて、まさにそうだと
思います。ヨーロッパでは、それぞれ、村ごとに
チーズがあり、一番おいしいと思う方法で、チーズを
作ってるのですね


スイスのアルプスでは、いまも、牛を飼って、自分で冬の
保存食を作るという意図で、大きな鍋に牛乳を煮て
チーズを作ってる家があるというのを、テレビで
見ました
中学生くらいの子供が、牛を飼うために、舗装されてない道路を
直したり、大きな鍋で、牛乳を煮るのを、長い時間かけて
やるということを、現代のいま、やってるという話です


その母親はつぶやきます。都会にいたら、やらない、やれない
ことばかり、ここではたくさんあります。重労働でかわいそう
という人がいるかもしれない。けれど、自分たちはちがう
考えです。こうして、まさに生きる力を、この子たちに
つけるのは、大きな意味があると思っています


料理をすることというのは、生きる力をつける
ということにつながってるのだと、そのとき、思いました


パンを作って、ふくらんでいくのを、感じて
その風味を楽しむこと。これは、できあがったものを
食べるだけでは味わえない、大きな魅力です


せっかく生きてるなら、生きてる楽しみ、喜び
そして生きるための力を、もっと存分に楽しんで
過ごしたいと思いませんか