絵本

小学校の担任の先生が、便りをくれました
絵本の読み聞かせをやっています、との情報が載っていました


その先生に会いに行きたくなりました


もう10年ほど、たつでしょうか。
社員の誕生日に絵本を渡すことに、しています
絵本は、素晴らしいと思っています


荒井良二は、散文詩のような、つぶやきとともに
目に染みるような、色彩と、荒々しいタッチの
絵本を描きます
ながめていて、心が自由になる感じがします


いせひでこは、子供の成長であるとか
なつかしさが、感じられる町の、澄んだ目をした
人と、人の交流を、やさしいタッチの絵といっしょに
届けてくれます。何度も読み返したくなるストーリィ。


絵本と出会って、よかったと思うことが
たくさんあります
また、気持ちにはいってきて、ときに淋しくなったり
悲しくなったりも、できます
胸がしめつけられるような、気持ちになるのは
一見、つらいですが、そうした感情にひたるというのは
人間にとって、大事なこと、とも思います


社員の人に、絵本を渡して、読んでくれたかなと
ときどき、どうなのかと、思う時があります
絵本について、語るのは、難しい?のかも
しれないです


この2年ほど、高校時代の仲間と、読書会をやります
読書会をやっていて、思うのは、なかなか、本のいろいろを
語るというのは、難しいということ
日本語というのは、日常会話を離れて、「概念」であるとか
心理的」なことなどを、話すとなると、定義があいまいになったり
しやすいのでしょうか
いいえ、自分たちが、まずそうした会話に慣れてないということが
第一かなとも、思います


まして、絵本は、文章でない、というか文章だけでない
絵の世界があってこその、ものですね
言葉に直して、あれこれは、なかなか、難しいといえば
難しい


この2月に誕生日がくる人に、谷川俊太郎の文章と、スズキコージの絵の
コラボの絵本を贈りました
谷川俊太郎は、楽しい、リズムの詩、スズキコージは力強く
線と色が、迫ってくる絵。楽しい絵本です
「わかる」でなく「感じる」本と思いました


美術館に、行って、いいなと思う絵は、わかる、ではないのですね
感じる、のです
あ、この絵、ずっと見ていたいとか、ジーンとくるとか
感じるのです


いい絵をみると、気持ちが豊かになった気がします
だから、いい絵本を読んだら、きっと、いいです


人間は、やっぱり、気持ちがあがることを、なにか考えたほうが
いい、そうして、いい気分で、なにか仕事するなり
家族であり、大事な人と、いい時間を過ごすとか、できることが
とても、いいことだと、思います