昨日も歴史小説の話をしました
永井路子は大好きな作家
そのなかで
茜さす(あかねさす)
というのがある
これは歴史小説ではなく登場するのは
現代の人物で、現代の物語
ただ、主人公が、持統天皇に思いをよせて
話が飛鳥時代のことにおよぶ
そのなかの一節に
壬申の乱になぞって
近江から吉野を歩くというのがある
壬申の乱は、御存知のように
天武天皇が即位するまえに
皇位を争う戦いで
一度、都である近江を天武はのがれ
吉野にいき
もう一度体制をととのえて
都に上る
その近江から吉野まで歩くというのがある
大好きな話になって
自分でも
全部ではないが一部だけ
明日香から吉野、歩いたことがある
なにも考えずに
奈良の自然に気持ちを預けて
またいきたい