システムって何だ

プログラムを理解することはできても
システムを理解することは難しい
先代が残していった言葉だ


システムを理解すること
それは、システムの目的を理解することから
はじまるのでしょう
当社が関わりをもつ、システムについて
いわば、社会インフラに関わるというものも
もちろんある
もし、システムが異常停止したりして、復旧がすぐできない
ということが起こったときに、何十万人の人に
迷惑がかかる。長引けばその何倍もだということは
想像できる


社会インフラ、そのことにシステムが関わっている
そうしたことを、コンピュータシステムの仕事に
関わっていない人は、あまり想像できてないという
ことがある
そのギャップがいろいろな、誤解や認識の違いを生んだりする
ここ数ヶ月の間に、役所の関連で書類をとったりという
ことが何度かあった。
地方自治体も相当システムを導入してるのが
わかった
書類を申し込むと、システムで処理してるのが
わかる


役所といえば、「お役所仕事」という言葉が
あるけど、例えば「効率」とか「スピード」
まして、「ホスピタリティ」にはあまり気をつかわない
というイメージがある
けれど、システムを導入することで、一定のスピードは
あると感じたし、ホスピタリティはいろいろ議論の
分かれるところかもしれないが、全くないということも
ないのではないか


システムは、利用する人の利便性が増さなくては
使っている意味がないと思う
その点から、もっとシステムを利用してもらう
方法を考えたい
当社は先月から第40期を迎えたわけだけど
およそ30年前くらいに社内で書かれた資料に
確か、「何年かのうちに、SEやPGの仕事は、パッケージなどが
増えていって、減ってしまうのではないか」と
書かれたものがあった
ご存知のように、確かにパッケージも増えたけど
そうでない、パッケージにできないシステムを作る仕事や
システムを運用していく仕事は増えて、現在に至る


そうした、流れを思うとき
クラウドのようなサービスは、確かにいままでより
汎用性のあるシステムを求める流れはできるかも
しれないけど、だからSEやPGがいらなくなる
ということはなくて、システムを理解して、いかに
システムを利用するのかということを顧客に、サービス
として、提供することに関わる仕事は、きっと
もっと増えるのだ


ユーザはワンストップで提供されるサービスを
望む。一方どんどん大きくなるシステム
トータルに理解して、トータルにユーザに最適な部分を
提供することが、一人とかではますます
難しくなっていく。
さあ、私たちはどんなサービスを今後、世の中に提供できるのか
難しいけど、きっとそのあたりから答えが見えてくる