何時間でも語りあう

十代のころは、思春期の不安というか
いろんなことが、不安だし、いろんなことが
いっぺんにみえてきて、それでいて、あまり
理解できなくて、また結構重要なことは
決めなくてはならなくて、そういうストレスが
あったように思う


そんなとき、語り合う友人、先輩にめぐまれたのは
なんて、素晴らしい、なんて貴重なことかと思う


実際、大変親しくしてる人と話していて、たとえば恋愛
例えば、親子の交わりなんていうのは、人生の宝といっていいのでは
ないかという話になった


それなら、男女の恋愛ということだけでなく
もっと広くというか、同性であろうと、歳の差があろうと
また立場のちがいもあろうと、人と人が深く、接することができる
またそうした、交流を通じて成長ができるなんてことも
人生の宝物といっていいと感じる


先日、若い人と話していて、自分が十代や二十代に、システマーズ創業者の
増地徳則氏と何時間も話し合ったということを伝えた
おもにどんな話をしていたのだろう
きっと、生き方であり、出会った人の魅力、高校にはいりその
世界が広がったことのすばらしさ、大学にはいって、また眼が
ひらかれたこと。就職してはじめて、上司にほめられた
高い心で指示されたこととか、いちいち話していただろう


そして、システマーズに入社してからも、たくさんたくさん
話をした。客をどうするのか、どこに種をまくのか
人材はどうやって、あつめていくのか、考えることは
つきなかった。入社してきた人をどう育てていくのか
なんてことも、たくさん話題にのぼったと思う
話はつきなかった。思いのたけをぶつけていた


そして、思い出すにお互いを尊重し、お互いを鼓舞できた
仲になっていたのだと思う
このブログにもなんども、書いた、「感じる心」の話
それは、第三者に感じる心は?と問うと同時に
自分にそして目の前にいる私に、感じる心をどうもつのか
ということを、問うていたのだ


人生の宝といっていい、高い交流は、やはり宝といっていいほど
だから、とても高い志をもってのぞんでいかないと、とんでもないことに
なりかねない。会社の経営に関わることであれば
従業員であり、顧客であり、大変重要なことを左右しかねない
コンピュータシステムって、企業の心臓部、そしてこれから発展する
筋肉そのものといっていい部分を担うことになるからだ


SE、システムエンジニアに求められることは大きい
まして、SEを集団で育てている会社に、期待されることは
本当に大きいと思う。システムを握るということは、企業そのものの
力を大きく左右するからだ


私は増地氏の、生きた証といっていい、いくつかを継承していくことを
決めた。いいえ自分でそう決めているだけで、本当は
わからないことが多いのだ
だけど、胸をはっていえるのは、増地氏の言葉を一番多く聞いたのは
自分であると。その自分が生きて、さらに高い気持ちをもつべく
いろんなことをやって、できれば、まわりにいる人にも、いいなと
思う生き方をすることが、恩返しだと信じてる


人間は生きる。そのとき、前向きによりよく、生きるということを
意識するならば、悩み、考え、迷うだろう
悩んでいいんだ。迷って当然だろう。考え続けよう
何時間でも語り合いながらね。