話し合いがうまくなる

たとえば、声の大きい人の意見ばかりが
とおるとか、誰もあまり積極的に発言しないとか
よくみられる、風景だなと思う
話し合いがうまくなること、とずっと社内で
言い続けているけど、実際、簡単なことではない


いい、話し合いっていうのは、やはり参加者が
話し合いの目的について、合意できてることが
まず、第一にくるのだろうと思う。情報共有
ということに、とどまっていいのか
そのさき、今後の行動に関わる、合意形成ということ
までしなくてはならないのか


こう書いていても、メンバーや、状況によるなと
感じてしまう
だから、一度の話し合いで、合意形成といったことを
めざすのは、かなり乱暴なところだと、感じる


いい話し合い、やれそうなところから、やるというのも
あると思う
合意がとれそうなところから、話して、合意できた感じを
楽しむのである
実際、それって意味があるのか?ということも
言われそうな勢いはあるけど、楽しめるということって
かなり、大事なことともいえる


それは、言葉の背景を含め、合意をとるということには
相当な覚悟をもってすすまないと、なかなかだろうということが
あるからだ
話し合いが、すれ違うこと、平行線で進むことも
全然、めずらしいことではないだろう
それは、立場の違いによるものだ
それでも、近寄って、合意形成をするときには
決め方を、合意しておくという必要がある


だいたい、人間が大きくかかわってなにかをする
というときに、その場で起こる想定外のことをどうするのか
ということ、また計画時、やっぱり考えがいたらないということ
また、積極的な意味でも、人間は変わるので、いい意味で変化に
対応するということもあるのでしょう
そうしたとき、どんな対応がとれるのか


こう書いていると、話し合いひとつ、やっていくのって
相当なエネルギーがいることが想像されて、「やれやれ」という
感覚がある
けれど、人と協力をして、事をなしていくのは
そうした、「やれやれ」を何度も越えなくては
たいていは、だめになってしまう


エネルギーを費やして、やっていくときに
その乗り越えた先に、うん、なるほどというなにかが
見えてくるなら、乗り越えやすい
うん、なるほどは、ひとつには、将来の展望
そして、やっぱり現状維持できる、安心できる状態だろう


人と合意形成をとるというとき
いろんな背景が、あることに気づいたほうがいい
なぜ、いまここに話し合いがあるのか
メンバーが背負ってることはなにか
そして、背負っていて、絶対ゆずれないものって
あるのか
そうしたとき、決めない、という選択肢も
残せるのか


人間は生きていかなくてはならないでしょう
そうしたとき、やっぱり、できれば納得のうえ
少しはかっこよく、生きたいでしょう
自分でなにからなにまでできなくても
仲間と協力すれば、なにかしら、少し充実したものって
見えてくると思う
そこまで、合意できるなら
やっぱり、話し合いがうまくなることは
ぜひ、ぜひ、気にして、ちょっとずつでも
うまくなっていきたいです