古いものに愛着を感じます

自分が50年を超えて、生きてるっていうことに
なんか、最近、むむむ、これってすごいよなと
思ったりするのです


20代のころ、いわゆる、自分として、自意識があってという
ことでは、たかだか10年とかそんな感じだと
あまり感じなかったのですが、50年かーと思うと
(もっとも同じ理屈でいえば、40年とかなんですけど)
長いし、例えば、100年、200年という
時間も、それなりに測れちゃうような、気がしてくるのです


司馬遼太郎の小説の世界が好きで、幕末という時代が
とても輝いて見えますね。たかだか、150年まえとか
なんですよ
そういう時代、この日本に存在した、人物の魅力的なことは
すごいですねぇと思ったりしています


さて、何度か読んだのですが、歴史ある、日本、老舗って
多いのだそうですね
200年を超える、企業が、日本は3000軒
ドイツが800軒、中国9軒、韓国0軒だそうです
これは、革命がなかったということに、よるのだという
主張もあるようです


最近は、明治維新がすごいことはすごいのですが、その
すごさは、ちょっとおいておいて、江戸時代というのが
また、すごくいい時代だったということも、よく感じること
なんですが、中世から近世への移行にしても、明治維新にしても
太平洋戦争の終結という、転換期にしても、たくさんの人の
命のうえに、ということはいえるかもしれないですが
凄惨な、革命戦争ということが、ないということが
あるように思います


そんなわけで、老舗を多くもつ、日本っていいなと
思います
今日、社員との打ち合わせのために、日本橋を訪れました
ご存知かもしれないですが、コレド室町という3つのビルの
地下と1階、2階、一部は四階くらいまで、ショッピングモール
だったりするのですが、その地下の入り口に、日本橋案内所という
ちょっとしたスペースを設けていて、覗いてみると
日本橋近辺にある、老舗の「和」の製品たちが
ならんんでいて、それを見るだけでも、行ってみる
価値があると思います


老舗がもつ、技術、信用、日本への思いが
あるように感じるのです


老舗を訪ねる旅って、だんだんしたくなりました
老舗、もっとも、一般客用の店舗をもたない(そういえば
当社もそうですが)企業も多いのでしょうから
ぽんと、訪ねるわけにも、いかないことも
多いでしょうけどね


古いものには、残ってきたという事実とそのわけが
あるのでしょう
大事にしたいものです