自分の殻をやぶる

毛虫がさなぎになり、チョウになるように
自分の殻をやぶって、大きく育つそんな
イメージを、考えます


昨日、当社で開いた会社説明会
学生さんが、夢と不安を同時に感じながら
就職活動をする姿はういういしいですね


IT業界に入ってみようかな?
そういう気持ちになったという人に
数人あうことができました
「不安」の声があがります


自分は、ITの勉強を特にしたことがないが
ついていけるのか?
当然の疑問ですよね
その人の専攻の話を聞きながら
システムエンジニアって、ほんとうにいろんな勉強、いろんな要素の
才能を必要とされるので・・・という話をしました


ある意味、システムを使うとか、ある部分作るというのは
必要不可欠な、これからになるというように思うのです
そうしたとき、一定のシステムを理解するという勉強はもう不可欠で
そのさらにうえの、なにを求めて、システムを作り使うのか
そういう観点でいうと、ありとあらゆるものの、知識であり、アイディア
知恵が必要な仕事といっていいかなと思うのです


もうすぐ、当社で半年に一度行う、集合研修があります
中堅社員の人に、自分の強みを、認識して、その強みをいかに
磨いていくのか?そういうことを考えてもらう場と
位置づけています


例えば、システムの設計に強くなるということを、掲げたとしましょう
いいことですね。設計がしっかりしていない、システムこそ、本当に
困ります。設計に強くなること。ただ、このことって、
野球選手でいえば、打率をあげることであるとか、サッカーの選手にも
得点力をつけること、といってるような印象があります


つまり、いいこと、ぜひやってほしいことにはちがいないですが
どうしていくことで、設計力をつけていくか、そのことこそ大事で
設計に強くなる、だけでは、わからないではないかと
そういう声がしそうです


いろんな考えるアプローチはあると思うのです
「知識」をつけるとか、そういう言い方だと
ぼやけてしまうようにも思います


ひとつは、設計に強いなという人の、積み上げてきたことの軌跡を
たどるということでしょうね。これも、経験することだという
そういう言い方だと、根性論みたいになってしまって
すぐ、はじめる努力の方向ってことになると、ぼやけてしまいますね


あと、思いつくのは、いままで自分だって、設計の力をつけたいと
思ってやってきていて、なぜ、思うように力をためられないか
反省することから?というアプローチもありそうです


自分が自分の殻をやぶるということは、大変かもしれません
昆虫だって、「さなぎ」になるような、仮死状態といっていい
時間を経ることで、変われるということがありそうです


ぜひ、忘れないでほしいのは、自己啓発、自分の殻をやぶる
なんてことは、最終的には、「自分のため」にやることだということ
あたりまえなのですが、忘れてしまいがちなんです
そして、相当な割合の人がそうだと感じるのですが、ともすれば
自分のために自分ががまんするということより
他人のために、がまんするということのほうが、できちゃう
というパターンも、ありそうです


きっかけとか、ヒントには使ってもいいんですけど
自分のためにやってる、ということを、忘れてしまうと
あとで、きっとつじつまがあわなくなっていくと感じます


だから、自分のため。自分がいいと思うことを、一生懸命できることを
いいことと、したいですね