信州への思い

信州安曇野であり、その安曇野を描いた画家、山下大五郎の話を
何度か、このブログに書きます


池田町立美術館、別名、北アルプス展望美術館の広い前庭といっていい
場所に、ごろごろしたりしながら、有明山の形の面白さを愛でたり
季節で変わる、安曇野のゆるやかにひろがる景色を見たりするのが
好きです


今年の春はその、一角にある、オーベルジュメイヤの樹という
宿泊施設付、レストランに宿をとり、マスター自慢の料理を
いただきました


行って、食べてみるとわかるのですが、素材にこだわり、オーナーシェフ
うでによりをかけた、料理をいただくと、この人は、自分の料理で
お客様を本当に満足させたいんだなというのが、伝わってきます


信州の出身なのかは知らない。けれど、少なくともこの池田町が
好きで、安曇野が好きで、ここに店をかまえて、地産地消という
ことで、野菜もここでとれたものを使い、オリジナルの
料理を表現しています


この、安曇野が好きで、オリジナルの表現という意味では
まさに山下大五郎がそうのように、同じ気持ちで安曇野を愛してるんだろうと
気が付きます


東山魁夷が、川端康則といっしょに、長峰山に登ったという記録が
東山の手記だったか、それとも、長峰山にある、なにかの案内から
だったか、読んだのを思い出します


池田町からすると、少し松本市に近くなる、地元で、東山と読んでる
部分の一部となる、長峰山。私もそこに上りました
池田町からの眺めと、また少し変わって、犀川高瀬川梓川だったか
その流れの様子が少しわかる(全体となると、おそらく地下にはいったり
するので、流れの全体の様子はわからないです)そんな場所


川端と東山は、たとえば、京都もそうのように、日本の美しいところを
二人で行って、その美しさをめでてるようです
そういえば、川端は、奈良の三輪山の近くで、句を詠んだということも
聞きます


信州が、日本人にとって、ふるさとのような、そこに住んでなくておも
人の心をつつみこみ、なごやかにしてくれるなにかがあるように
感じるのは、やはり、自然の大きさといっていいでしょうか


10年ほどまえから、山を見るなら、ひとつ平地をへだてた、向かい側の山とか
高台にあがることがいいのだということを、覚えています


北アルプスの、展望台として、池田町のいくつかの場所は
確かにすばらしいのです
↑に書いた、今年の春、池田町のオーベルジュで宿をとったときは
ウォーキングする朝の時間が、黄金の時間のように感じられました


安曇野の、観光客が集まる一角といっていい、場所も大好きな場所なんです
碌山美術館から、いくつもの小さな、個性的な美術館。そして、工芸など
手作りの作家たちが、自らの作品を売る、雑貨の店。
はたまた、絵本好きには、ぜひ訪れてほしい場所もある
そこにいくと、何時間でも、いいえ何日でも、その場所で
いったりきたりしていたくなります


今度の週末も、安曇野の楽しさを感じながら過ごしてきます
楽しみで、楽しみで、うれしくなっています