箱根で出会う花たち

箱根には、湿生花園という植物園があって、とても
気に入っていて、このところ、年に一回か二回は行きます


東京からでいうと、御殿場インターを降りて、乙女峠を通り
仙石原に向かいます。御殿場からおおよそ30分くらいの
道のりですね


この時期、きゃべつのお化けのようになった、水芭蕉
いっぱい、茂っています。はじめ、こののびのびした
姿をみて、とても、水芭蕉のことが想像できず
あれ?そのことを教えてくれた人が、からかってうそを
いってるのでは?なんて気がしたことを思い出します


花は、ニッコウキスゲ、ヒメサユリ、ハマナス、ハスが楽しめました
カキツバタはまだ、咲き始め、もう少し後のほうが
いいでしょう


八ヶ岳の車山高原には、ニッコウキスゲの群落があって、その季節(7月かな)に
なると、本当にたくさんの花が、みられて、美しいです
でも、おそらくは、それは人間が植えたものですね
きれいなのは、認めますが、ちょっと自然、というのには無理が
あるように思います


湿生花園にある、ニッコウキスゲも、人間が植えたのかなとも
思います。それをいえば、水芭蕉も、自生はしないとなっていましたから
人の手がはいってることは確かですね


関西のかたから、東京方面に行ったら、箱根で紫陽花がみたいと
言われて、「えっ?」っていうふうに、聞き返したことがあります
「箱根の紫陽花、有名でしょ」と言われて、ああ、そうなんだと
思い当たります


確かに、登山電車の沿線を中心に、紫陽花はみられます
それは知っていたのですが、関西の人があえて、そのことを
話題にして、ぜひ行ってみたいと言われるような
そんな、観光資源になってるとは思いませんでした


実はよくあるのですが、地元の人はそうだとは思っていないことが
観光資源として存在していて、遠くから来た人のほうがそのことを
よく知っていたりする


私は京都にはよく行きますが、京都でこれはいいなと思うことが
実は地元ではそうでもない、ということがありそうです


箱根ではまだでしょうが、鎌倉あたりでは、今週くらいから紫陽花は
見ごろを迎えると思います
「混む」ことがわかってるので、ずいぶん、足が遠のいてしまっていますが
北鎌倉の明月院の紫陽花は、一度みてみると、いいと思います
見事なもの、ずいぶんと数があります
紫陽花の数があるということでは、千葉の本土寺も相当ありますね
鎌倉にも、いくつか、紫陽花がきれいだなと思う寺はあります


ここ数年、春の桜を、東京でなく、京都であり、信州で楽しむということを
してみました。そうしてみると、桜の盛りは1週間ほどなのですが、場所を
変えるということで、何週間かにわたって、楽しむことができる
ということに、気が付きます


これから、夏に向かっていけば、山々で高山植物の花たちを、楽しむことが
できますね。それも、人によっては、山登りの楽しみですね
花を愛でて、しばらく、その美しさを、感じながら時間を過ごすのは
とても、気持ちのいいことですね
また、そういう機会を作りたいです