覚えてる言葉

この人が優秀ということ、思うのは、自分で自分の仕事について
自己評価がよくできてることだ


ある若い人の仕事ぶりをみて、そういうふうにみてとった
そのときの先輩のひとことに、これはシンをついてるなと
感じたことを、思い出します


自分のことを、みてるもうひとりの自分。
それは、「学ぶ」という行為だったり、「仕事する」という行為に
おいても、とっても大切な気にすべきことなんだ、そう考えさせられた
のを、思い出します


陶芸家、河井寛治郎は、仕事をする、ということは
自分をさがすことだと、その詩のなかで、いいます


仕事をしてる、ということで、自分の自分たるところができる
そういうこともできそうです


話はとびますが、自宅の近くの、総持寺の奥に、掲げられてる
古教照心、という言葉があります


これなんかも、自分をさがしなさい、そういうことの
言い換え、ともいえると感じます


自分、いま自分がみえてる、自分が信じてる、そういう自分が
大事なことは、そのとおりなのですが、古典にあるような
自分をみつめて、ある高みに到達した人の在り方を知ったうえで
さらに、高いところを、めざすのだと、言われててると
思うのです


意識化の原則、ということがここ、1年くらい気になります
自分がなにをやっていて、なにができるよういなろうとしてるか
意識して、やっていくということと、解釈します
ところが、河井寛治郎のいうところに、添うとすれば
自分が自分が、と自分のことを、意識しすぎて、前にですぎて
しまえば、それはそれで、いやらしいのだということに
なるのだと、感じます


「無心」ということ
まさに、身体から覚えるような、仕事の仕方があって
なおかつ、意識化の原則も忘れない
そのバランスなのかと、その深さ、高さに少し、ぶるっと
する気がします


仕事をするってことは、自分の成長とくっついてると
感じます
そして、仕事するってことは、仕事の前後のことに想像力が働いてこそ
いい仕事になるとも、思います


今週は、社員を集めての会議があります
会議の最後に、今月、自分が言いたい一言を
言います


物事を前に進めるのに、自分の意思をはっきりもつことは
とても、大事です。ですが「自分」がですぎてしまえば
うまく、まわりの人を巻き込むことが、できないように思います
仕事はチームで、進めていきたいもの
バランスを考えたいと、思います