若い人が育つとき

仕事をしていて、自分でない誰かに
目が向くようになる
これは、育ってきた、証といっていいことと
思います


昨日、ある社員と話していて
同じチームにいる、人について、どうも「怒られ方」
が下手だなというコメントがでたのです


怒られ方


ああ、いいことを言うなと思いました


チームで仕事していて、経験の豊富な人が、まだ経験少ない人に
こういうことは、してはだめ、たとえば、コードを修正するにあたり
考えが足りなくて、要求された修正になっていない


そして、怒られてる人、その人はどうしたのか?というと
「怒られてしまった」「指摘を受けてる」ということで
気持ちが沈んでしまって、冷静に相手が言ってる内容を
受け取るということが、一時的かな、できなくなってると
いうのですね


経験少ない、という状態、1年生、2年制はそうでしょうね
ま、いってみれば、怒られてなんぼ、ということがあるのですよ


これは何度も言うことですが、経験積まないと、できるようになかなか
ならない、そういう技術を身に着けるから、相手は、対価として技術者に
高いお金を払うのです


技術という、経験を積んでない人が、数日でできるようなことを
やるのだったら、誰もそんな対価は払いません


ゆえ、ほんの数か月前、まったく経験がなかった人が、経験ある人に
いろんな指摘をだすのは、当然も当然、その、指摘をうけながら
スポーツでいえば、試合にでて、失敗などしながら、少しずつ
成功できる場面をふやしていくのですよ


若い人が、自分でない誰かにの様子、やってることを
客観的にみれるようになってきたら、育ってきた証拠。


そして、指摘を受けて、気持ちが沈むと言った人
それも、成長の一過程といっていいでしょうね
自分がだめだなと、感じる、そういうことも一面は必要と
思うからです


だけど、気持ちが沈んでしまって、一定の時間、停滞して
しまうとなると、もったいない。特に若いうちなんていうのは
気持ちが沈む、そんな必要はまったくない。誰しもあること
なんだし、自分の成長の、大事なタイミング、ポイントなんです


極端にいえば、指摘をうけるということに、喜んでいい
つまり、自分の課題がみつかった、成長の切り口があるぞと
喜んで、その指摘をうけて、修正するくらいのつもりで
やってほしいですね


ついつい、また理想的なことを、描いたかもしれませんね
人間、そのとき、見えてる、自分ということおがあって
経験を積んできた、そのつらい場面を過ごしてきた人にしたら
ああ、そんなところで、まだうろうろしてるのかい?と言えるかも
しれないですが、まっただなかにいたら、そうも言えない


でも、だからこそ、先輩から自分はどんなふうに見えますか?ってね
赤裸々に聞いてみるって、大事なことですよ
ヒントがきっとあります