一生懸命なこと、さぼること

人間って、複雑な存在なので
ひとりの人間のなかに、一生懸命やってるところとさぼってるところと
同居していたりするのです


毎日やること、やらなければならないってわかってること
そのことに、最高のパフォーマンスをだせるように、やっていく
それは、あたりまえかもしれない。だけど
最高の、ということで最高の努力を日々できているのか?というと
そこは、なんとも難しいんだ


I will do my best.


これってきまり文句なのですが
一定以上の時間、ベストで走り続けるのって
できるものではないですね


料理を作ること、テニスをすること
ふたつとも、好きなことにはちがいないのですが
最高の料理を作るとか、テニスで最高のプレイをするとかって
目指していなければならないけど、そのときの状態、ふところ具合
体力、気力、すべてがかかわってきますね


だから、いままでで何度か、最高のものを作ろうと
料理をしたりってもちろんしたことあるのですが
それは、積み重ねのなかでできていくもの
いきなり、気合をいれたから、料理の質がぐんとあがる
わけではない。食材のみきわめとか、入手方法にしても
そして、料理自体の技術にしても、知識にしても
だんだん、積み重ねていくしかない


そして面白いことに、さぼるという観点も
ときには大事なことで、なにもすべてに全部ていねいに
てまひまをかければいいってものではない
もちろん、ていねいに作るのは、基本なんだけどね
さぼるって観点から、やりかたや、楽しさに気付くという
こともあるのだし


人間の興味はいろいろあるから、ひとつのことだけ
すごくいっぱいやるってのも、なかなかしんどいのですよ
でも、「理想はこうだ」と思ってやってるか
ただ、なんとなくやってるのかということは
大いにちがう
だから「理想」をまずもつこと、こうありたいと思い続けることが
大事だなと
いつものこのブログの、書き様にどうしてもなんか似てくるのですね


人間って面白い
理想を追って、高いところを仰ぎ見ること
一方で、ゆるんで、お酒でもいただいて、ひといきつくこと
両方があって、楽しいのです