菜の花

一度、見渡す限りの菜の花のじゅうたんといっていい場所に
行ってみたいと思う
菜の花は、春を象徴するという感じがする
ところが、朝、ウォーキングをするようになってから
(ということは、この5年くらいだろうか)菜の花は、
12月くらいから咲き始め、4月くらいまで咲いてる、花の
時期が長い花ということに気が付いた


春の花ということでは、おそらく日本人にとって、多数の人が
あげるのが桜だ。いま桜は気によって、2分咲きくらいだろうか
きっと今日が気温がたかければ、もっと咲いてくるだろう
桜の美しさはいい。ちょっと気になるのは、いっきに咲いて
ぱっと散るのが、例えば、梅の花などより、潔いなどと
いう話になると、若いときの、勢いあまった生き方を思い出させ
桜の花ばかり、ありがたがるのも心配にはなるのだけど


菜の花は、食べるのも好きだ
黄色くなるまえの、つぼみの部分を、ゆでて、辛し和えにする
適度ににがみがあるところが、春の味という気がする
料理の面白さのひとつは、とりあわせの妙といっていい
何と、なにをあわせるかということがあると思う
菜の花とからし、つまりそれぞれ、性格の強いものをあわせてる。


つい先日も、マカロニグラタンのトッピングに、せりをつかってみた
セリの強さがチーズとあいまって、おいしかった
それから最近では、小林勝代という人のレシピにあった
ほうれん草とニラの相性煮なる、おひたしのたぐい
これもほうれん草とニラというそれぞれの強さが、合わさって面白い


「合わせわざ」といったところは、ちょうど、チーム構成にもよる
これは、例えてみれば、漫才のぼけとつっこみとか、そうした
ところにも通じるのだけど、ひとりでいるとアクの強さが
目立つ人を、ある人といっしょにやってもらうと、ちょうどよい
アクセントになって、いい成果に結びつくということがある


いいチームというのは、それぞれひとりひとりの特徴を
いかしながら、チームとして成果をだすということになると
思う。それには、と考える。↑の野菜の使い方のように
あわせていくというヒントは大事だ


菜の花の仲間に、野沢菜がある
おそらく、野沢菜についても、あくのある、菜を漬けこむということで
そのあくをいかし、いい感じのおつけものにしていく
ということだろう。野沢温泉の家々につけられた、野沢菜
お酒もごはんもすすむ一品だ
自然のおいしさを、ちょっと工夫することで、ひきだし
たのしみ、自分の実としていく。こうした知恵を
なんらか、自分の生きることに、役立てていきたい
それが、これからのヒントになっていくと感じる