今年を振り返る

人間の成長を、自分の仕事の一番に掲げています


はたして、じゃあ?自分自身は成長できてるのか?と
ちょっと、厳しめに自分のことを、思ってみたい


人間の成長を思うなら、自分自身の、受け入れるうつわを
大きくしないと、できないですね


河合隼雄先生によれば、そのことは、小説だったり、映画だったり
参考になる、他人の人生を理解することで、トレーニングする
という説明があります


カウンセリングで、「聞く」ということがクローズアップ
されるわけですが、聞いてる、自分自身が、相手の人生を
つつめる、そのうつわをもてるのか?
というのですね。


自分の常識、他人の非常識という言い方がありますね
他人のことを、どれだけ、共感できるように理解できるのか
それは、ほんとに、大変だと思います


そんなふうに、思いながら、今年自分は成長したのか?
成長したとしたら、どんなところが?
と自問自答してみます


1か月ほどまえだったか、ごくごく親しくして、かなり頻繁に
話をする、同世代の仲間と、自分は、いま20代、30代より
なにか、優れたところって、あるんだろうか?という
話になり、私が言ったのは、ある意味の集中力といっていいかな
そういうことを、いまの自分の強みと言いました


若いときは、とても元気で、たとえば、何時間も働くといった
体力では、いまより、上ですよね。だけど、元気なだけに
気が散るのもある。いまのほうが、自分自身の扱い方も
慣れてるので、一定の時間、ひとつのことを集中してやる
ということは、うまいように思うのです


集中力、それは自分自身を制御して、あることを深く考える
いろんなシュミレーションをしながら、くりかえし
考えるといったこと、それはできるようになったように
思うのです


そういうことを、思うにつけ、意欲そのもののエネルギーの
持続を、どうやってやろうか?ということが、頭に浮かびます


矛盾してるのですが、ある程度、自分をおさえながら
ひとつのことを、やり続けるのは、うまくはなったのですが
それでも、「足らない」という認識があります


つまり、20代30代よりも、ひとつところに留まり、考えを
深めるのは、うまくなってきた、ようにも思うのですが
そうすれば、さらに、もっと考えたりがほしかったりという
ことに、気づくとも多いのですね
そのさらに、深める、継続できる力って、エネルギーが
もっといるな、と感じます


会社を経営していて、心から、いい会社にしたいと思いますし
自分ができることは、可能な限りすべてやる、覚悟もあります
だけど、その意欲は、一定のところまでいけは、やっぱり
頭打ちになるような、感覚があります
気分転換して、またチャレンジですね


そのあたりが、これからの課題、かな。