大河ドラマから

NHK 麒麟がくるに出演してる堺正章の演技が
とても、いいですね
前回、夜盗にはいられ、けがをして、放心してるような
ところへ、いっしょに暮していた弟子、駒が返ってきます
その駒と縁のある、いろは太夫とのやりとりが、なかなか
味のあるものでした


そもそも、駒がでていったのは、駒が作った薬が、気に入らない
堺正章演じるところの、望月東庵。
ちなみに望月東庵には、モデルとなる医者がいたようですね
織田信長であり、明智光秀もその医者にかかったという話を
別のNHKの番組でやっていました。


そのモデルとして、曲直瀬道三なる医者をあげています
曲直瀬がすごいのは、いまとなってはあたりまえなのですが
患者にあわせた、薬を処方し、はり、灸もつかったということです
患者にあわせた、というのは、そのころの医者らしきものが
やっていたのは、書物にのってる薬をそのまま、飲ませた
というのですね


体質?だとか、症状にあわせて、アレンジしたということ
でしょうか?


さて、堺正章=望月東庵です。うまいなというのは
まず、間合い。この間、演技する人なら、わかるのですが
いわゆる映画でいうところの、長回しというのか
二人の人物をある程度ズームで、みせて、そのセリフの間を
じっくりみせる。


ドラマをみていて、こうした、わき役の、味のある
演技をみたりすると、あ、このドラマを作ってる、役者もそうですが
監督とか、脚本を書いた人は、なかなか、演技で見せるつもりが
あるのだなと、うれしくなります


必ずしも、ストーリィの進みには、大きくは関わらない
わき役のちょっとした、時間。その時間を切り取って
見せている
なにげない、そういうところの演技もいいでしょうが
こうした、セリフのやりとりで見せるって、実は、結構役者みょうりに
つきるといってもいいし、それだけに、演技が光っていないと
どうにもならない、ということもありそうです


演技というのは、なかなか、人間そのものを見せる
ということにもつながいますから、「熱演」というのが
いい演技とはなかなか、ならない、ということがあります
ここは、歌についてもそうですね。熱唱するということは
本人は気持ちいいかもしれませんが、見てるほうはさめてしまう
ということがありそうです


さて、いまぐぐってみると、どうもこの望月東庵さん、明智光秀
生涯、かかわっていくという、ストーリィが展開されると書いてあります
また、ぐぐったなかには、実は望月のモデルは明智光秀ではないか
という説もあるのですね。
そうすると、前々回のやりとりは、そのあたりを意識して
明智のひとりしばいともとれて、面白い


久々に、大河ドラマが楽しみと思えて
なかなか、いい週末の時間になりそうです