[]ナマの感触で

遠足で山に行った小学生が夕焼けを見て
「ワァー、テレビの風景みたい」といったという・・・
情報化社会は、子供たちからもそうした感動の喜びさえも奪ってしまっているのかもしれません。・・・

以上 佐藤忠良 「触ることから始めよう」

便利になるのはいいことだともいえる

よく引き合いにだす話

布のおむつより
紙おむつのほうが便利

なにしろ、洗わなくていい

けれど昔の布のおむつ。古い布ほど、使いやすいなんて
いって、近所から古着をもらったりした

いいたいのはそういう、地域社会が息づいていた

うちの古着で育った子供なら、よその子でも
うちの子といっしょだということで
近所には、他のうちの子でもしかってくれる
人がいた

そんな地域社会

子供をそだてたことがない私がそんな引き合いを
すると、布のおむつの大変さを知ってから
言え!と批判があるのでしょうが

わかりやすいので何度も
この話人に話したりするのです

いまは地域社会もない
情報化で、ナマのものにふれない

まして、最近は寄り道さえ子供にさせられない
などという

なんて、悲しい

なんて、ひどい状態の社会、国だろうか

変えないといけないのでしょうね