路地があること

新橋には、路地がある
新橋駅をぐるりと見ると、山手線の外側、品川から東京に向かうとしたら
右側には、銀座に隣接し、その向こうには汐留のビル街が広がる
去年の坂の上の雲というテレビドラマをみていたら
銀座の繁栄は、明治5年に鉄道がとおり、新橋駅ができて新橋から降りてくる
客が必ずとおる、商店街として発展したとでてきた
納得した。


さて、新橋の路地の話
その銀座や汐留と反対側、駅の左側には路地がある
路地というのは、「のん兵衛」にはとても引かれるものがある
ふらふら歩きながら、なにかちょっといいお店がないかと
歩いてみたくなる
いい店っていうのは、やはり小さい店が狙い目だ
個人で、その店の主人の個性がみえるような店がやはりいい


わが社は、その飲み屋街のある路地の一角にある
通称、「レンガ通り」とよばれている場所だ
新橋の路地が、サラリーマンが行きやすいような飲み屋が
多いというのは、歩いてもこれる、永田町に公務員があふれているとか
丸の内の官庁街からも近いとか、いろいろある
新橋には、オフィスも多い


新橋という地名を、友達の間でだしたりすると
あー、飲み屋さんがたくさんあっていいねという話しになる
確かに、たくさんある
最近わが社のごく近くにふえているのは、「立ち飲み」の店だ
それも、ほんとうに安い、安易な立ち飲みと
少しおしゃれな、「バー」といった雰囲気のところと
両方ある


小さい店の前にたつと、入ってみたいと思うか、やめようと思うか
だいたい、様子がわかるものだ。それはやはり客を楽しませよう
おいしいものをだそうという雰囲気は、店のかまえにも
でてくるもの。決してきれいとはいえないが、でてくるものは
ホンモノだろうという店とか、やはりみてくれもきちんとしていて
きっと、対応や材料など、いいものをだすのだろうとにおわす店など。


昨日は、飲んではいないけど前に寄ったことのある、小料理屋で
おべんとうを買った。どうみても手作りしてあると思った
小松菜と豚のいためもの、こんにゃくの煮物、香の物
炊き込みご飯。素直な食べやすい味だった
こんな発見ができるのも、路地のよさといっていいかもしれない