仕事をするということ

仕事は人を幸せにするということが
含まれないと、仕事じゃない
そんなことをここのところ、思う


仕事は何世代にもわたる、人間の知恵の結晶
ということもいえると思う
だから、いい仕事をして、それを後輩に伝えていくのは
必ず必要なこと


学生のときのクラブ活動にて
たくさん、先輩にお世話になる。そして
お世話になった先輩には直接恩は返せないもの
ありがたいと思ったら、後輩によくしてあげるんだよと
教えられた


クラブがいっしょじゃなくても、同じテニスを愛する仲間
先輩が後輩を教えるということは自然に起こる
そして、ここでも、先輩に後輩は、恩を返せない
だから、新たにテニスをはじめるというような人が
いたら、受けた恩をかえすという意味で面倒をみる


いろんな会社で、競争するというなか、「効率化」が叫ばれて
本来の仕事の意味をみいだしにくくなってると思う
分業はあたりまえで、コストの安い人でもできることは
コストの安い人のいる場所でやるというような
やり方


山陰に旅して、伝統を守ってうつわ作りをしてる人と
会って、その仕事への情熱、自分のものを作るという誇りに
ふれて、忘れていたものを思い出す、思いがした
いまどき、100円ショップにて、型で作ったうつわが
わんさとあるなか、ろくろをまわして、手作業で焼いたうつわたちが
どうして、ずっと選ばれているか、とても不思議だった


けれど、おそらくは一貫した作業で、愛情をこめて作られたうつわたちは
一定の人の心をうつのだ
それは、工場で大量に作られたインスタントの食品と、ていねいに
心配りされた、手作りの料理の差と似てるのかもしれない


わが社は、一貫処理ということを、大事に思ってる
ところが、思いと実際が離れつつある
最近、やはり人を育てるという意味で、一貫処理を大事に
しなくては、と思うことがあった
じゃあ?
どうしていこう
会社は、どうすすめばいいか?