うつわの話

山陰、鳥取県を今年の夏にたずねたときに
延興寺窯という、窯元にお邪魔したことが
とても、印象に残っています


その作家、山下清志さん、裕代さんの作陶展が
青山のべにや民芸店にて、いま開かれています


http://beniya.m78.com/


9月にも、東京にて、展覧会があって、そのとき
山下さんに会いました。そして求めた湯呑みがあります


まず、使いやすい。そしてあきのこない、形に
すっかり、気に入り、食卓で使っています


その延興寺窯から、近い、岩井窯の山本さんに
いいものは使ってこそ、そのよさがさらにわかり
その対象のものから、自分にいい影響があるんだという
話を聞き、実際山本さんは人間国宝のもの、具体的には
浜田庄司のうつわなど、ふだんに使ってるということ


そういう意味で、人気のある作家のうつわについても
自分で、日常の生活で使うということを、ためらわなく
なってきています


昨日も、山本さんの楕円のちょっと特徴のあるうつわに
サラダをもり、島根の湯町窯のマグカップでお茶をのみ
曾宇窯の、小鉢にフルーツをもりました


それぞれ、個性をもった人たちの作品だと思うのですが
いっしょに使っていて、目に慣れてるということも
あるでしょうが、溶け込んでるように思うのです


数日前のこのブログで、芹沢硑介の作品はどんな場所にも
なじむんですよ、というテレビからの、コメントを
紹介しています。そのデザインの無名性のすばらしさという
コメントを思い返します


どうも、うつわについて、その洗練されたレベルに一定の
ところたっすると、「美」を感じさせてくれながら
そのほかの作家の作品と、調和をとって、食卓を
かざることができるように、感じました


もちろん、のせているのは、自分で用意した料理です


曾宇窯の橋本さんは、月に一度、自分の作品に、自分で
作った料理を、ブログに披露するということを
習慣にされています


http://www7b.biglobe.ne.jp/~utuwasaijiki/


これ、とてもみるのが楽しみなのですが、やっぱり
勉強の機会がしろうとの私なんかとは、全然ちがうのでしょう
その世界が、輝いています


この橋本さんからは、どうぞ、うつわを育ててください
というコメントを、購入するときにもらいました


いま、育てられてるか、ちょっと自信はないのですが
挑戦は続けてるつもりです
うつわを、愛でるいろいろ、まだまだ続けたいですね