リーダーシップの話

仲良くさせていただいてる、取引先の管理職の人と
一献を傾けながら、リーダーシップ、どんな人材なら
組織のリーダーとして、やっていけるか
そういう、ネタでもりあがる


別の会社ながら、いっしょにチームで仕事してるゆえ
具体的な人物像というと、そこそこ共通項があって
面白いのです


「一芸にひいでた、という、いわば、とがった人材って、どう評価しますか}


「時代の要請、会社の要請、もちろん個人の生き方、やりたいこと、いろんな
要素がありますよね。それこそ、パズルのピースをみつけるように、いくつもの
めぐりあわせ、で、そのポジションにすわれるか、そして、そのポジションで
輝けるか、ということが、決まりますね」


昨日、お酒を飲んだメンバーは、まず、前をみてるということが
あります
いまのポジション、いまの仕事も、かなり大きな実績を
あげてるのですが、それにあきたらず、自分をもっと活かせるということは
なにか、ということに、気持ちが向いてる


そして、謙虚です
おそらくは、実力があるから、謙虚なのではないでしょうか
自分を、必要以上に、実態以上にみせようなどと、虚勢をはるなんて
無縁だと思いますしね。そのままで自分をみせることができる
そこが気持ちいい


ちょっとだけ、自分の人材の登用についての考えも披露します


自分だったら、なにかしら、自分を大切にしながら、「続けてる」という
ものをもってる人を、登用したい。
あたりまえのことなのですが、実はなかなか、少ないようにも思うのです


リーダーシップを発揮できる人をいかに育てるか
そのことは、まさに育てようとしてる、自分、その人の力量そのものだな
と思うのです


3年前くらいに、山陰にでかけて、民藝の陶器を作ってる場を
訪れて、感じたこと。民藝の大きな存在だった、河井寛治郎と
そのときの、若い陶工との年齢差は、親子ほどちがっていた
ということ
実は、親子のちがいって、なにかを「伝えていく」というときに
ひとつの、理想のかたちといっていいのかなと思ったのです


経験や知識は相当差がありますね
そういうなかで、伝えようとする、受け取ろうとする
そういうくりかえしが、生む、絆があるように
感じたのです


そんなことを、思って、あれれ、と思い返すと
先代の創業者の社長である、増地氏と私も近いことを
したのかなと、気が付きました


増地先代社長の、すごいこと、できなかったこと
両方をうけとって、自分が自分でできることを、一心不乱に
やっていく
それが、いままでやってきたこと


ひとりの人間、万能であるのは、ありえないんです
その人の生きた、生き方をもって、それをさらして
勝負するしか、道はないですね


なんにしても、「さらす」ことができて、それを「受け取る」
ことができるような、厚い、熱い、コミュニケーションの
積み重ねがないと、なにもはじまりませんが・・・