長峰山

川端康成東山魁夷井上靖が信州を旅したことがありました
安曇野を広く眺望できる長峰山に登り、その景色が大いに気に入り
そのこと、素晴らしさをうたったということを聞きました


井上は、川端と東山が熱心に、おそらく「美」について語ってる姿が
絵になっていたと後に伝えています


川端と東山は、美について美を表現すること、その表現するまでの人の
心についてずっと語っていたのだろうと推察します。なんて
高い心、なんて澄んだ心でしょうか? 
おそらくは、一定の緊張感はあるのでしょうが、尊敬からはじまる
あたたかさ、お互いもっと学びたい、お互いもっと
高めあいたい、という「戦友」であるとか「同志」といった
雰囲気の人間と人間の結びつきがあるから、そういうところに
行くと感じます


安曇野の美しさは、豊かな水をもつ、田園風景が、東山と西山にはさまれてある
それだけ、なんですね。その美しさを、追いかけた画家、山下大五郎が
描いた絵をみると、なんとも、美しいのです。山下は、東山のすそのの
少しあがったところ、北アルプス展望美術館のあたりにいて、安曇野
ながめたところを、何度も描いています。そこから見る安曇野
心を広げてくれます。「ストレス」やら「心配事」といったことで
しわしわになった、心をひきのばし、ゆったりさせてくれます


もしあなたが、よくある、話のように、特に都会で多いですかね
「ひどい人」になにか言われ、「ひどい仕事」を工夫して
なんとか進めようとしていたら、邪魔がはいったりする
そんなことを、くりかえすような、日々を送っていたとしますね
そうしたなか、心にだんだん澄んだところが減ってしまったと
感じていたら、ぜひ、安曇野で深呼吸をしてほしいです


昨日であった人に、私は若い、まだ、経験の足らない人に生きていくための
生き方といったことを、なんらか後押しする。そんな仕事をしています
またこれからもしていきますという話をしました


生き方を教えるってことは、おそらくは、できません。できそうなのは
本人あ何かを感じ取って、試行錯誤しながら、みつけることです
だから、と、思います
ちょっとでもいいほうを選べるように、環境を作ること
そういうことを、やりたいと思っています


安曇野の深呼吸は役にたちます