さらすこと

自分のことを、さらけだせるか
それは、大きな、ポイントになる


さらけだせる、人は強いのだと思う
さらけだし、親しい人だったり、そうでもない人が
なにかしら、言うのかもしれない
けれど、そういうことを、受けて立てる、強さ
自分を、外からみるということができるということの
強さが、あるように思います


まわりの人に自分のことを、伝えておくということも
とっても大事な意味がありますね
伝えておくから、味方になってくれるということが
起こるかもしれないのです


いかに、自分で自分のことを、満足させ、自分の気持ちを
鼓舞して、生きていくかということが、大事なことなんですね
だから、自分が楽しめることにアンテナがたつようにすること
自ら企画して、自分を楽しめるようにもっていくということが
大事と、感じます


好きになる能力が、あるということが、大事だと
思うのです。おいしいものを食べるのが、好き
美しいものを、見るのが好き。そういうことを
大切に、自分でそういう時間を作り、そういう目を養う


そういうことが、自分で自分を大切にするということに
つながっていくのですね。


今年の春は、川端康成が大和、山の辺の道で、歌碑をたてた
場所に立ってみました
倭建命の和歌が、刻まれています


大和は 国のまほろば たたなづく
青垣山ごもれる 大和しうるわし


山が幾重にもかさなり、みえてる、そしてその山の稜線は
あくまで、やさしい


それが感じられる、山の辺の道にたったとき、ああ、大和は
なんていいところだと、共感することができました


人が生きた、証といっていいことにふれて、その生き方の一面の
輝きといっていいことを、愛でてみる
これはとっても素敵なことです


川端康成は、日本の美しさを、愛でて、生きた人なんだと
感じて、同じ日本人として、自然を愛するものとして
山の辺の道で、この美しさを共有した、同志として
好ましく、いいなと思いました


自分が好きになったことを、シンプルに語って、
仲のいい人と、その気持ちを共有できたら、すごく
うれしいことですね


川端康成は、東山魁夷井上靖と、旅行をしたといいます
井上は、川端と東山は、熱心にずっと「美」について
語り合ってると手記に残しています


そんな時間をもつということに、このところ
あこがれています