山の見える風景

中央自動車道を、八王子に向かって走っていて
あ、こんなに、山が見えるんだと、思える瞬間が
ありました


それは運転していて、ちょうど、目の前にひろがっていて
おそらくは、秩父奥多摩、相模湖、丹沢と連なる
山々、こんなにつながってみえるところが
あるんだなと、思いました


信州が好きです
安曇野、たとえば、池田町の町立美術館あたりから
ながめる、白馬から、常念へずずっとつらなる
山々。


ビーナスライン、車山の肩の手前からみる、
北アルプスから、木曾の山々
ときに、富士山も遠景が見える


山は単独で、すっと立つ姿もいいのですが
つらなってみえるというところの、美しさも
格別ですね


2年ほどまえだったか、平塚にある、バラ園に
ばらを、見に行ったとき、背景に大山から
はじまる、丹沢の山々がみえたことを
思い出します
いっしょに、いた、かみさんは、神奈川でも
こんなふうに、山がみえる土地があるんだねと
しきりに、感心していました


今年のお正月、2日の日に、丹沢、シタンゴ山に
登りました
とても、天気がよくて、眼下に相模湾を望み
お正月のプレゼントといっていい、素晴らしい眺めを
みることができました


実際、かなり、海は近い場所で生まれ育って
子どものころに、自転車で坂をのぼっていくと
ちょっとだけ、海がみえたなんて経験があるのですが
山をみながら、育った人は、きっとやっぱり山のある
風景って、大事なものになってるのだろうと、推察します


先週、神奈川県立近代美術館、葉山でみた、堀文子さんは
住まいを、神奈川県の大磯と、軽井沢にもち
絵を描きつづけたと、読みました
絵を、描くということに、人生をかけてる
そのことが、住まいという1点をみても
わかる、そういう生き方。


どうも、自分は人々のなかで、わいわいやってるのが
自分で自分にあってると、思ってきたふしがあります
けれど、自然をながめ、いわば、自然に抱かれ
時間を過ごすということの、貴重なことが
最近、しみじみ、感じることが多くなりました