見える化

ごく最近読んだ本で、なぜ、不安がでてくるのか
ということを、書いてあるところがあって、ああ、なるほどと
思いました


「よくわからないこと」が不安のもと、という指摘がありました
不安があるから、落ち着いて考えられない、不安がときに恐怖感とも
なって、自分をゆさぶる・・・言ってみれば、お化け屋敷のしかけ
ですね、と続きます


お化け屋敷は、なにがでるかわからないから、怖いのですよね
となって、ふんふん、と思いました
実際の自分の身の周りにでてくることも、なにがでるのか
わからない、これが不安を呼ぶのではないか


そうであれば、徹底的にシュミレーションすることで
相当な部分、減らせるのではないか


システムの仕事、具体的な仕事が見えないことが
まま、あります。その仕事に入ってるメンバーから
報告を聞いても、はたして、何が目的で、いまどんな
ことを、リーダであり、マネージャ、ユーザ側の指示者は
考えてるのか、見えてこない


そもそも、当事者が目的を見失ってるなんていう
場合もあります。↑に書いた、リーダであるとか
ユーザ側のキーマンは、そんなことは、少ないと思いますが
仕事やってるメンバーになると、あやしい、ということが
よくあるのだと、感じます


ひとりのメンバー、特に経験がまだ浅いとなると
なぜ、いま、この作業をやってるのか、その目的を見れてる
ということが、少ない、ということがありそうです


なぜ、か?それは、システムが一定のところ
複雑になってしまい、いまやってる作業と、システム全体の
姿が、結び付かないということが、あるのでしょう
だから、一定の範囲でいいから、見える化が重要です


当該のメンバーにしたら、目的が見えない、ゆえ
どうしたら、作業していて、必要なアウトプットを
だすときに、ミスなく、いかにやるかがわからない
品質をあげる、そのポイントがずれてしまう、ということが、
起こります


↑の例のとおり、ここでもシュミレーションが大事だと
思うのです。そして、シュミレーションするには
そこにでるはずのすべての、登場人物、また起こり得る
事象、を並べることができることが、必要となります


こうしてみると、仕事するということは、想像力を
必要とするということが、理解できます


もうずいぶんまえになりました
そのころ、期待していた、若い社員が、スケジュールが
きついなか、システムのリリースの瞬間まで、そのチームで
仕事をして、いっとき、「達成感」を感じれたという
報告を聞いたことを思い出します


若いメンバーだったりすると、システムの仕事の
「できるところだけ」やってるケースが多いのですね
また、スケジュールがきつくなってくると、管理してる
側も心配だったり、やっぱり経験がたくさんある人が
コアなところを、やるという傾向があって、
ずっと、そのシステムのリリースのその瞬間まで
チームに残るということ、実は少なかったりします


今日書いてることを、見直していると、一貫処理を
していくこと。システム開発であれば、要件定義から
リリースまで、そこまでいかなくても、少なくとも
設計から、製造、テストの一連の流れを、ひとりの
人間が続けて、やるというのは、とても意味のあることだと
思えます


仕事をするなら、やってよかった、とか、達成感であるとか
本人も、いい仕事だなと感じれるように、仕事をしてほしいと
常に思っています。システムの仕事は、いろんな意味で
人間の成長を促す要素があります。そうなんだけど
自分で、自分が活かせる、ポジションをつかまえないと
続けて、達成感のある状態を、作っていくのは、難しくなります


いろんなこと、見える化、大事ですね