春は信州で雪形を見る

信州で山を見るのが好きなんですね
山、見るのは、山と少し平地をはさんで向かい側に
ある山に登るのが、よく見えるやり方です
そして、春、残雪をいだいた、山はとても
美しいです


雪形、という楽しみを、数年前、意識しました
残雪が、ある形に見えるのです
有名なものでいえば、安曇野の市街からも見える
常念岳。常念坊というお坊さんの姿が
見えるというので、山の名前になったとのこと
蝶ヶ岳もそうですね。蝶の形をした、雪形をもつ


先週ハイキングしたときに、おそらくハイキングに
くるのですから、山は好きなんだと思うのですが
雪形を眺めるのが好き、という話をしたら、えらく
「マニアックだな」と言われました。はたと気が付きます
自分がはまりつつあるものは、自分でマニアックなんて
思わなかったのですが、一般的にはそうなのでしょうね


大町山岳博物館の奥、鷹狩山にのぼって、「ツルと獅子」を
みつけたときは、うれしかったです。このことから
雪形さがしは、私たちの楽しみになってきました
残雪の残る山は、見ていてもちろん、美しいです
でも雪形をみつけることで、よりその山の特徴を
みることになる。くわしく見ることになります


信州の安曇野という場所は、複合扇状地といって、とても
広い平らな土地が広がっていて、気持ちいいです
山の向きでいえば、安曇野安曇野市、またそのすぐ北側の
松川村、池田町あたりからみるのは、山が南北にあって
特に午前中の山(北アルプス側)がいい感じでみれるのですが
大町市くらいになると、ちょうど、黒部につながるところが
山が西側に、大きくはいってる、つまり南北の線を作ってきたのが
南から北にむけて移動していたら、左に大きく、山脈がくぼみを
作っています
そのおかげ、といっていいか、鷹狩山に登ったりすると、午後になっても
山への日差しのあたりかたが、よい感じで、写真をとっても
いいものです


信州のある場所にいかなければ、みれない
そして、ある季節にしか、みれない、雪形
それをみるために、信州に通う
ずいぶん、ぜいたくなというか、物好きなといってもいい
楽しみです。でも「楽しみ」ってそういう要素が
ある、つまりわざわざ、やる要素があると、思うのですね


今年は、つると獅子、以外にも「代かき馬」
「種まき爺さん、種まき婆さん」
アルプスの少女ハイジ」を覚えました
今年、行くのは、雪形がみえるときには、もうなさそうです
来年もまた、覚えるのがふえるように、行きたいなと
思ってます