材木座から、坂の下へ

鎌倉で海を見たいと思ったら、一番
歩かない、安易な方法は、江ノ電にのるか
九品寺、小坪経由の逗子行きのバスに
乗って、光明寺あたりにでるのが、楽です


日曜日に、あまりに天気がいいので、海を眺めに
鎌倉、材木座の海岸を歩きました。由比ガ浜材木座
遠浅で、波静かな海岸です。とてもやさしい、波を音を
聞きながら、ゆったりとした、時間を過ごしました


由比ガ浜の遠浅で、静かな海に対して、稲村ケ崎
超えて、七里ガ浜は、波がよくでるので、知られています
私はサーフィンはやったことないのですが、七里ガ浜は
サーフィンの人にとって、とてもいいスポットだと
聞きます


七里ガ浜がでたところで、正確な場所はもうわからないのですが
七里ガ浜に、かつて、有島生馬の家があり、パインハウス、松の家と
呼ばれていたことを聞きます。そして、自転車で鎌倉の町を
いったりきたりして、道を覚えた私、確かそのころはまだ
このパインハウスがここにあったことを、記憶しています


いま、パインハウスは、長野県の信州新町に移築されています
ろうかく湖、このろうかく湖も、有島生馬が名付けたそうですが
ここのほとりに、有島生馬記念館として、作品がみれます
その記念館のなかに、七里ガ浜から描いたと思われる
江ノ島の絵もありました


さて、材木座を歩き、そのまま、滑川の河口まできて
若宮大路を、駅のほうに、もどっていきます
すぐみえてくるのが、一の鳥居の白い姿です
永井路子は、鶴岡八幡宮の境内から、一の鳥居方向をみた
ときに、鎌倉時代のそれは、もっと海が迫っていたこともあり
きっと、海の上にたつ姿に見えたと想像します


その想像から連想されるのが、広島県、宮島の厳島神社
鳥居だと、永井は書いています
いまは残念ながら、そんな連想ができるような、景色は
みれないです


下馬四つ角で、左におれて、海岸通りをいきます
お目当ては、三留商店です。「鎌倉、のんで、たべる」
赤澤かおり という本にて、三留商店が紹介されています
たくさんの種類の、オリーブオイルや、ビネガー、
缶詰、ビールなど、珍しい食材があると、書いてあります


この三留商店、何度か行っていました。それは、向田邦子
ご用達の店だと知っていたからです
向田邦子の料理の本のレシピが好きで、我が家の定番に
なったりしています。やっぱりただ、本を読むだけでなく
その人がおいしいと思って作った料理を食べたりすると
ぐっと、対象者と親しくなったような、気持ちになります
ゆえ、三留商店も、いいものがおいてあるのは、必然とも
思っていたのです


今回、赤澤さんがすすめるところの、薬膳ソースをもとめてみました
なるほど、いろんなものがさっぱり、食べられそうです
いいものを、みつけました


鎌倉で、1万歩と少し歩きました。
鎌倉は、歩く街ですね
歩けば、ちょっと気になるお店があったりして
楽しく、過ごした、日曜日でした