鎌倉が好き

鎌倉は、中学生くらいのときから、好きになり
たびたび、行く場所になりました


10代のころは、鎌倉そのもの、小高いところから
海がみえたりが、楽しい、お寺にいくと、なんか雰囲気が
変わっていいと、ずいぶん、行きました
ここは、ほとんど、観光客が来ないななんて、誰かに自慢したく
なるような気持ちで、散歩したこともしばしばです


そんなことから、いままで、年に何度か、もっとも最近は
年に2,3度になりましたが、鎌倉を歩きます
あるとき、鎌倉って、一面は別荘地だったという土地柄がある
ということに気が付きました。
明治のころといっていいでしょうね。その典型は、いまは
鎌倉文学館になってる場所、そしていまはもうない、松の屋敷
パインハウスだったかな、有島生馬のゆかりの地でしょう


三留商店という、海外を含め、たくさんの食材を扱う店があり
その店主の話をいつか、雑誌で読んだことで、鎌倉は
別荘があって、その土地の雰囲気がでるんだなということを
知りました
軽井沢のことを、思い出すと、いくつか同じことなんだと
思い当たることがあります
つまり、別荘だから、別荘をもつような人が住んだところだから
食材も、そういう人が求めるものが、あるということ
転じて、場所としても、そういう雰囲気を求めたということも
あるのでしょうね


いまは、信州新町にある松の屋敷に行ったときに、有島生馬が描いた
という江の島の夜景の絵がありました
絵になると、江の島が、まるで、絵本にでてくるパラダイスのように
思えてきました。明治のころでいえば、鎌倉や江の島は、いまでいえば
どうでしょう、バリ島とか、ハワイ、沖縄といったところが
イメージに近いのではないでしょうか


食材ということでは、パンをはじめ、オリーブオイル、ハムといった
食材を思い浮かべます。明治の人が、はじめて接したヨーロッパの
文明。その文明にあこがれて、経済的にはそうしたことに接することが
出来た人がその場所にいたから、お店もなりたつんだということ


食材つながりでいうと、いまでもある、通称レンバイと呼ばれる
近くの農家の直売所が、駅からほどちかくにあります


中学生、仲間といっしょにピクニックに鎌倉にいったときに
確かここで、買ったというか買ってもらった、トマトの
めちゃめちゃおいしかったことを、ときどき思い出します
ああいう、トマトはなかなか出会えません。まず鮮度
そして味のこさ。いままで食べたトマトってなんだったんだと
おもうほど、鮮烈でした


こうして、みると、お寺だけでなくて、鎌倉をずいぶん楽しんでる
ということに、気が付きます。ひとつの街をこうして
楽しんだりすると、旅にでかけたときに、その町の魅力を
見つけたいという気持ちになります
もっとも、細かいところまで、知るというのは、一回とか行って
短い時間過ごすということだけでは、やっぱり難しいですけどね


また、鎌倉を歩いて、四季の花を愛でながら、散歩していたい
それは、本当にリラックスできる、自分にしたら
なつかしさがこみあげてくる、いい時間です