やりたいことを、続けてやること

「継続は力なり」そういうことを、次の世代の人に、伝えて、「そうだな」と
思うような仕事をして、育ってほしいと思っています
継続していけば、人間、気づくことがあります。その気づきが
大事です


陶器を見るのが好きになりました。ひとりの作家さんが
「時間をかけること」と、言います。陶芸に関わり
その陶器を作るということを、高めていく、そのために
時間をかけるのだと。
備前にいったときに、金重さんは、陶芸をはじめて5年間
土づくりだけやりましたと、教えてくれました


陶芸は、土と火が基本です。土づくりを5年する、時間を
かけるということ、そして、数十年たったいま、それが
いかに大事だったか、振り返るといいます


やりたいことを、みつけて、やりぬく、ということが人間の
生き方として、とても素晴らしいのだと、感じます
だけど、若いときは特に、やりたいこと、自分の人生をかけて
やることが、みつからないものです
ひとつには、みつけて、ひとつにかける、ということは
ほかの可能性を捨てるということです。その決断ができない


人生は決めることの連続です
食いしん坊の私は、真剣に今夜の夕飯でなにを食べるか、悩みます
お刺身、天ぷら、焼き肉、煮魚、焼き鳥・・・全部は食べられません
食べたいものを食べたらいい。はいそのとおりです。だけど
同じ時間内には、ひとつとかふたつに、決めて、他はあきらめないと
できません


人生は決めることの連続です
自分がどうしたら、満足するのかという、見通しをもつということが
大事なのだと思います。ときどき、いいチームというのは、ベテランと
若手が、しっかりそれぞれの役割を果たすことだと、思います
ANAの教え方」という本のなかで、仕事の伝承ということが
効率化のもとに、できなくなっていて、わざわざ、同じメンバーで
集まり、打合せをし、会食もする「班」というグループを作って
仕事で大事なことを伝える場を作ってるという話を読みました


素晴らしいなと思いました
人に教えるということが、いかにその教えようという人の、頭、心に
有益なことか
学びあうことができる、チームというのが、素晴らしいのです
システム開発の中の仕事で、大事なこと。たとえば、テストのしかた。
テストしていて、そのテストの観点をはっきり自覚すること
これだけだって、大きなノウハウです。そして、わかったようで
なかなか、ぱちんと頭にはいらないということもありそうです


要素はちがっても、相似形といっていい、場所で働くだれかと
意見交換する。自分のやってることはこれこれ、ここが、課題だと
説明する。その課題について、自分の取り組みを、披露してみる
こういうことを通して、自分自身で、振り返りの技術というのを
磨くのですね


人は生きていくことが、目の前にあるし、決して目の前のこと
だけではやっぱり、満足できないという事実もあります
ちょっと先を走ってる人と、ときに意見交換するのはなんて
素敵な、なんて、欲しい時間でしょうか
そういうことに、気づきましょう


人と人。ちょっとだけ、意識をあげて、生き方といったことを
磨こうという人と、いい話ができるということは、大きな喜びだと
気づけるようになるのです