時間をかけるということ

他人と、意見交換といったこと
その相手が、なにかしら「味」を持ってることで
ぐっと、その意見交換というのは、楽しくなります
「味」を持ってる、それはなにかの「プロ」ということ
とも、言い換えられます


意見交換とは、言えない、一方的に教えてもらった
ということになるのですが、備前にいって、作家の方と
話したことは、かなり、自分としては、印象に残る話でした


「時間をかける」ということでした
その方でいえば、陶芸。基本ということを、いかに
時間をかけてやるか?
陶芸の道に入り、最初の5年間、土、つまり材料となる
土をいじるだけでしたと。うつわ作りはやらなかったと
おっしゃった。


陶芸は、土と、火が作り出す、芸術ですね
土が大事なのは、誰もが認めることです
ですが、土を作る、土だけ、5年間という時間に
ちょっと、くらくらしました


時間をかける、ということ
自分がやりたいと思うことに、時間を使うということ
私たちの仕事である、ITの、目指すところは
人の、手間といったことを、省き、利便性をあげる
といったことを、目指すことがよくあります
それは、きっと変わらないのです
一方、仕事であり、生き方といったこととなると
「時間をかける」ことが大事となる


「手が覚える」「体が覚える」
ということが、大事、ということもあるようです
スキーをずっと楽しんでいます
年に2回くらいのスキー。1年たって、ゲレンデにたつと
はたして、滑れるのかななんて、思うのですが
身体が覚えているものですね
滑りだせば、感覚がもどっていきます


生きるときに、どんなことに時間をかけて
どんなことを、続けてやるのか?
実際のところ、40代も後半になってから
美術をみるということを、やっと?覚えることが
できました
そういうなかで、備前の人の話も聞くことが
できました


生きるということ
そのことが、時間をかけることといってもいいかも
しれません
理想を追うということは、「生きる」ということにぜひ
ほしい、態度でしょう。だからすぐできなくても
ずっと努力しつづける。そうしたことはとても、やったほうが
いいことだし、そうしたことに気づいた人は、おそらくは
どこかで、そういうことを、やり続けてる、そうなのだと
思うのです


「道」ということがついた、日本の伝統的なこと
きっと、続けてる人は、常にレベルアップをめざしてるのでしょう
すごいことですね