技術者が育つ

技術者って、自分のことを、生かすということ
技術で自分の存在が、出せるってことが、大事でもあり
そして、意識できれば、とても充実した思いがもてる
そういうことが、いえると思います


昨日、服を作って、ひととき、服を作ることを自分の
仕事にできないかと、やっていたという人と話しました
「ものづくり」という点で、ソフトウェア技術者と共通点が
あるのが、少し面白かったということが、あります


ものづくり、するなら、おそらく相当な割合の人が、「自分なりの」
なにかを、そこに作りたいと思うのではないでしょうか
全く「ゼロから」のものづくり、というのは、そうそうはないと
いっていいのですね。例えば、お客様がいて、お客様の役にたつ
ため、要望があり、それを読み解いて、使っていただくための
ものを作るという、制限があるのは、普通です


家づくり、ということも、ソフトウェアを作ったりというときに
例にだしたりします
家であれば、たとえば、いくつの部屋がほしくて、窓はどんな
ふうなであるとか、それぞれの部屋の用途に合わせて、デザイン
していくということあります


そういう制限があっても、「自分なりの工夫」ということを
いれていきたい。そういう気持ちはとっても、大事なこと
だと思います
一方、人数がそれなりに参加するチームだったりということは
無理、無駄をなくすためにも、ルールを作るということが
欠かせません。そうなのですが、このルールを作っていく
ということと、上記にだした、自分なりの工夫をするということは
相反する、ものごとだと、言えると思います


技術者として、自分を活かすということ
どう活かすか、探し続ける。これはひとつ、やったほうがいい
こと、といっていいかなと思います


いい仕事が、いい人、いいプレイヤーだったり、マネージャを
作ります。なにが、いい仕事なのか?そうしたことを
ときには、仲間と議論して、探し続ける
そして、いい仕事をして、自分が成長する、そうしたロードマップを
もっているということ、とても大事なのでは、と、感じます


最近、おつきあいがはじまった、プロジェクトで、建設系の会社の
プロジェクトがあります。ひとついいなと思ったのは、
エンドユーザである、建設の会社のスタンスとして、ものづくり
してる、私たちに対しての、態度が決して、丸投げしないという
ことだ、とのこと。これは非常に大きいことです


システムを作っていくというのは、「作る側」だけではなかなか
うまくいくものではありません。「発注する側」がやるべきこと
そして、いっしょに課題を解決するということがあって、進んでいく
ということがありますね


おそらくこの建設系の会社は、そのあたりのことを、十分理解が
あるということがありそうです


技術者として、成長するということ、いい仕事をして
なにが、大事か、共有すること。
そうした、「あるべき姿」に近づいていく、そういうことを
増やしたいと思います