「自分の内面をひきだしてくれる」
そんなことを感じる会話がとても貴重に思える
ロマンロランは、はじめてあった高田博厚に
「彼は、私の内面をひきだす」といって
親愛の情を示したという
どちらかというと気難しいといっていい性格で
ピアノの名手でありながら、ほとんど人前でピアノを
弾かないロランが、高田のまえでベートーベンを
弾いたという
そんな一節をよく思い出しながら
クラシックの趣味はないし
たとえば、新橋のやきとりやでの語らいなどと
ぐっと、庶民的なシチュエーションになるが
「内面をひきだす」ような
会話をするということが
「生きてて良かったな」
そんな思いにつながる
お互いの話を咀嚼しあって
語らうことですね