親しい人との語らい

私がアートに親しむようになったのは
「邪道」かもしれないけど
美術館が好きで、絵をみてたのしんでる、かみさんと
いっしょに行動するときに、こちらが楽しんでないことが
もったいないなーと感じたことからだ


いっしょに楽しめて、少なくとも見てきたものに
ついて、なんらか会話できるようになりたいなと
思った。はじめは、洲之内徹の「気まぐれ美術館」などが
入り口になった


昨日親しい人と話していて、絵をみるときは
今日見る絵の中で自分のものにしたいのはどれかなーと思ってみる
という話がでて、そうそうとうなずいていた。まさに洲之内さんは
そういってる。好きなこと、自分の手元におきたいなと思うこと
そういう気持ちで絵を見ると


その親しい人の家族にあって、自分がアートに
触れて、好きになってきた過程を説明した
そのとき、ひとつ曲がり角みたいになったのが「彫刻」という
話をした
佐藤忠良がいいと思ったという話をした
おそらく、親近感というようなものまで思ってる、佐藤忠良
私にとっての「彫刻のリアリティ」の代名詞のようになってる
つまり、「イキイキ」してる


佐藤忠良の話から、荻原碌山高田博厚と話をひろげていた
碌山の「女」、高田のトルソーなどそれぞれ、相手も興味が
あればひとしきりしゃべりたい対象だけど
あまり、いい語らいの時間に、アートの自分が感じてる
世界の話にばかり話をひっぱるのが気が引けて、昨日は遠慮した


ただ、碌山の「女」、高田のトルソー、それぞれから
想像するのに、アーティストは呑兵衛で助兵衛であるという話で
くくっていた
自分は彫刻が好きになってきたときに、佐藤忠良荻原碌山
高田博厚という3人のスターを思い続けていたということを
改めて思った


相手もアート全般は好きなようなので、ピカソに話がいったり
猪熊源一郎に話がいったりして面白かった
仕事にからんで、建築家という話になったときに
ル・コルビジェの名前がでた。おそらく相手は↑の私以上に
コルビジェの話は1時間でももってでも語れるのだと
思うけど、そこはそこそこに好きですよという
ひとことで、話はつっこまない


アートの話ができることって
やっぱりそこそこ楽しい
そして、可能ならもっと平易な言葉で
自分がなにが好きでどんなエピソードが
あるのか、伝えられるようになりたいと
思った
そうすると、もっと楽しいなと感じる
でも、いい時間だった