聞くということ

一心に話を聞く
このことがとてもよくできたら


マネジメント


ビジネスチャンスをつかむ


他社から信頼される会社になる


などなど、常日頃「こうなりたい」「こんなふうにできるといいな」
といったことのほとんどが
ほぼできてしまうという感じがする


人の話って、なかなか深く聞けないもの
そして、深まるような場でないので
話しているほうも、表面のさらりとした話で
過ぎていく


もっとも日常生活の相当な部分はこうして過ごして
いいのかもしれない
けれど
ここぞというときに
深く聴ける
相手が心を開いて話して
それを受けとめていける
そんなことができる状態でいたいものだと思う


最近読んだ本のなかに
「傾聴ボランティア」という活動があるとでてきた
例えば、末期ガンとかで死を目の前にした人に
対して、その人の生きたいままでを
「傾聴する」、なかなか難しいと思うのだが
そのための訓練をした人がボランティアでそれにあたる
そしてうまくいくと、話し手はだんだん、聴いてもらうことで
自分の人生の意義、素晴らしさを自分で認識して
元気をとりもどし、死をうけいれようというところまで
いけるのだという


またいま読んでいる本には
「回想」の効果をいってる
回想することによって、楽しいと感じることが多い
人生のさまざまな変化に対して、うまく適応していくのを
助けてくれるのが回想である・・・


ここでも、回想できる、聞いてくれるひとがいると
できるということが容易に
想像できる


人を元気にするのが
「聞く」という行為なのかもしれません