絵本

昨年、知り合いから柳田邦男の本を紹介されて
とても気に入り
そのなかで柳田は、絵本というのは子供のための本ではあらず
すべての人に、生きる勇気、気持ちをなだめる力、やさしくとけこむ
いろんなエネルギーをもったすばらしいメディアだと
説いてる


「だいじょうぶだよ、ゾウさん」という本は
柳田が自ら訳している。絵もストーリィも
とてもいい。すごく気に入った


http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=8523


自分の死期というものをさとるということ
そして、いっしょに暮らす人がそれを受け入れる
ということ
こんなに、うつくしく、けなげで、親しみやすい文章、絵で
示してくれるものを他に私は見たことがない


私も46歳になり、自分の親が鬼籍にはいるということを
身近になってきた
ところが、こうしたことはとても「慣れる」なんてことは
ないし、自分の大事な人が心を痛めて、どうしていいか
わからないというときになって
うーん自分ももっとそうしたことに
気持ちを備えていなくてはならなかったと思ったりする
ことが増えた


そうした頃、この本を知った
ふんわりとした気持ちにさせてもらった
柳田がいってる、絵本の効果、絵本の素晴らしさが
少しわかった気がした
去年から、社員の誕生日に本を渡すようにしている
今月誕生日を迎える社員にだいじょうぶだよ、ゾウさんを
渡した
これで去年から絵本を渡した社員は3人目である
これからも増えるかもしれない