安曇野

安曇野の池田町
昨年いったときに、5月だったと思う
つれあいは、美術館のまえの、整備された公園で
スケッチをした
そういえば、その前の日に泊まった宿に、私は携帯電話を忘れてしまって
とりにいっていた
そうした間の1時間半くらいだろうか、スケッチをしていた
有明山が目の前、豪華なドレスのように、山の裾野が幾重にも重なって
みえて、目の前には田んぼが広がる、夢のような景色


昨日もブログに書いた、山下大五郎が、有明山を中心にこの安曇野の田んぼ
とりわけ、田植え時期の透明といっていい、田んぼを書いていて
その絵を見ていて、ますます安曇野が好きになったし
池田町の高台からながめるということが、いいなと思った
そして、有明山がとても気になった


昨年寄ったときに、美術館のなかには入らないのだけど、絵葉書を買った
そのときにも、山下の絵のものもはいっていたらしいけど
印象に残ってない
今回、山下のホンモノノ絵を見て、すーっと引き寄せられた


さらっとみたのでは、目にはいってこないものということが
あるようです
それは、安曇野の景色にしてもしかり・・・
山下が描きたかった美しさを、今回感じることが少しできたと
思っている
安曇野の美しさも、画家の目といういわば、フィルターを通すと
より美しく感じるのは、どんなものでしょう
できれば、自分で気づきたいなんて思うのだが・・・


樋口廣太郎氏が、東山魁夷から、「目休め」ということを教えてもらったと
エッセイのなかで書いている。つまり例えば、きれいな景色に
電信柱とか、工場とか邪魔なものがあったとしても
その部分、目休めとして、きれいな部分だけみることができる
という説明を思い出した


画家は、美しいエッセンスだけ、絵にできる才能のある人を
いうのだろうか
山下の描く安曇野は、透明で美しい
そのことに感動してる、自分がいる