処暑

7月に安曇野を訪ねて
池田町立美術館、北アルプル展望美術館と名を変えたが
山下大五郎という画家を特集していた


この山下、季節の変わり目が好きだったという
若葉がほんとうにきれいな、輝くような緑の数日
もう数日で雪がふるという初秋
そして、夏が去っていくという数日


いまは処暑で暑気がおさまっていくという
確かに朝は少し感じることがある
今日は寝坊してウォーキングをさぼっているが
5時に起きると、まだ薄暗い
そのときの空気はやはり、やわらかで少なくとも
暑さを含んではいない
あたりまえだけど、少しずつ夜の時間が増えて
まだ、昼間は暑いけど夜や朝は、しのぎやすくなるのでしょう


日本には四季がある
話は山下にもどるが
山下の描いた、日本の子供たちや、日本の田園風景、祭りの
様子などは、絵本の世界のようにうつくしく、なつかしく
「日本」のいいところをフィルターをかけて
みせてくれるようでその作品に、ひきよせられた


そして、安曇野
どんどん好きになる場所なのだが、
山下の描いた、いま美術館のたつ場所から
展望した、有明山を中心とした風景は
とりわけ、透明で青や緑がいとおしいほど
きれいで、ファンになった


季節の変わり目の色を愛した画家ということなんじゃないか