金沢文庫

横浜の一番南より、横須賀に隣接するところが
金沢区になる
私は、ずっと第二のふるさとみたいな、場所になる
高校の3年間、金沢八景に通ったからだ


先週の週末に、神奈川県立金沢文庫にて開催中の運慶の展覧会を
見た。力強い、運慶の仏像を間近でみて、気持ちが
すっとした。
京浜急行金沢文庫駅から、東へ歩けば10分くらいか
称名寺という池のある庭園をもった、立派な寺に隣接してある
金沢文庫は、その地に拠点のあった、金沢北条氏が作ったとされる
その敷地あとと思われる場所に、昭和5年に、現在につながる
金沢文庫が作られていて、仏像のほか、さまざまな文書
たとえば、歴史上の人物の直筆のものなどが
残っている


行ったときも、仏像ももちろんみたのだが、いわゆる図書室に足を
ふみいれて、その場所の居心地がよくて、ずっと
みていたくなる感覚にとらわれる
歴史は好きで、まえに、奈良県の明日香にいったときに
やはり資料館の図書室で、資料をよみふけって
そのまま眠ってしまったことを思い出した
もっとも、暑い日に歩いていて、疲れていたこともある


金沢文庫には、その当時のものといわれている、トンネルが
残っていて、その岩肌などをみれたのがまたよかった
鎌倉にも、釈迦堂切り通しなどがあるけど
斜面があって、山に連なるものがあってこそ、鎌倉の寺だと
感じる。実際ほとんどの寺は谷、やつと呼ばれる
谷の奥にある。だから、その奥まった境内は
静かなのだ。
こうしたことは、永井路子のエッセイで覚えて、自分でも
歩いて、いまは静かなところに行きたいときの
大切な場所になってる


称名寺も、門からはいっていって、池の向こうに金堂などが
みえる位置にたつと、背景に森があって、その緑が景色を
素晴らしいものにしてる
市民の森が存在感をだしていた


金沢にいくと、日差しが今住んでる鶴見より
ちょっと明るく、あたたかいイメージがある
少し、なつかしい、歴史にふれた時間でした