自分をみつめているか

学生のころに
レポートを書いた。というか文章を書くと
中心となる、テーマは日本人が社会の変化に
ついていけなくて、ダメになっていくというような
ことを書いていた


戦後の日本は、世界で「奇跡」といわれるほど
素晴らしい産業の発展、経済復興、さらに発展があって
そのなかで、核家族化がすすみ、農業をやっていた人が
工場や、サービス業で働くようになった
子供の育つ環境は激減した


新しい街で、一面だけ欧米化した感覚の人が住んでる
場所だと、人と人のつながりが極端に減った
子供を育てるという面からみたら
大家族だったり、地域コミュニティがある場所(両方あることと
両方ないことと別れるかと思う)だと
親からみれば、子供を預けるということがすぐできて
子供からすると、祖父母や叔父叔母、地域のおじさんおばさんに
みんなに育てられるということになる


学生のときに、授業ででてきた、昔ながらのおしめと紙おむつの
話をよく引用してかいていた
つまり、地域コミュニティがいきていて、紙おむつなどなかったとき
おむつは、古着のほうがいいなどといって、融通しあうことが
コミュニティではあたりまえ。そうなってくると
大きくなっても、近所のこは、みんなの子供だ
だから、しかる、だから本気で心配する
こうして、地域で子供を育てるということになる


一方で、一面だけ欧米化して、プライバシーの尊重という名のもとに
コミュニティが存在しない、というか希薄ないまの都会
他人の子供をしかるなんてこと、ない。たとえばこの文章を
書いてる私だって、叱ったことはほとんどない
子供は、限られた人から限られたコミュニケーションしか
もらえない


そして、けんかのできない、人と熱く語り合い、絆を作っていくことが
下手な子供たちが育っていく
こんなときだから、人と手をにぎりあって、住みよい街を作り
力強い、職場で、いままでにないサービスや商品を作り出していく
こと、そのために、自分をみつめて、他人とつながっていくことが
とっても大事。そのための膨大なエネルギーを
惜しみなく使っていかなくてはならないのだと思う


なにかを忘れて、自分をみつめることを忘れて
進もうとしていないか?
大事なことを見落としていないか?