雨の季節

都会に住んでいると、季節というのを
忘れてしまいそうだ
流通が発達して、品種改良やビニールハウスの栽培で
いろいろな季節で、野菜はいつもあるように
錯覚させられる
暖房、冷房のなかで生活するのはあたりまえだ


いまは雨の季節
雨の名前がたくさんあるような、国、すばらしいという
CMだったか、あったけど、確かにそうだと感じる
このまえ、このブログに雨の日の楽しみ方などと
書いたけど、やっぱり雨の日って家にいるのが
楽だろうし、晴耕雨読の言葉どおり、本を開くのが
いいかもしれない


雨は、洗濯物に困るし、家のなかもじめじめする
けれど、この間書いたとおり、木々や草花にとっては
とってもうれしいことかもしれない
そう思って、今日もウォーキングのときに
咲いているアジサイなど、花を見ると、雨で洗われて
すーっとしていると感じる


雨で思い出すことのひとつは、大雨で川があふれるという
ことかな。生まれ育ったところは大岡川のすぐそばだった
普段見慣れた、静かな流れが、濁流となって勢いをまして
流れるのは、特に小さいころは「恐怖心」にとらわれたことを
思い出す


実際のところ、川の流れは当然、雨でかわるのだけど
山にいって、木々がたくさんあるようなところでは
やっぱり水は適当に吸い込んで、すぐ濁流となることは
ないのに気がつく
子どものころに、あまり大きくない川なのに、一度に
水が流れてくる、あのこわさは、宅地造成して自然の姿から
変わってしまった一帯に、雨が流れると、一機にふきだしてくる
不自然な姿なのだと気がつく


雨の季節に、静かに本を読んで過ごす時間がいとおしい
なかなか、とれない時間。
作るのが時間。そうはいいますがねぇ・・・