図書館の楽しみ

「図書館で調べる」 高田高史
なにか調べるときに、ネットでぐぐれば一発
というときが多いのも確か
でも、図書館で調べるのには、理由があるという


たとえば歌舞伎について調べることとする
まず、ジャンルでいれば芸術がうかび
江戸時代とうかんでくる
図書館であれば、そうした書架に向かうことになる
江戸時代の書架で、「江戸時代の文化」と「江戸時代の商業」
という本をみかけたとする
歌舞伎であれば、文化のほうだろうと手に取ることになる
ここで、少し欲張るというか、イマジネーションを
豊かにして、歌舞伎は江戸時代の商人とつながりが
深かったような・・・ということから
商業のほうの本も開いてみる・・・


こうした、イマジネーションはかなり知的な作業で
それだけでも楽しい
好きな料理などでいえば、たとえば、「すきやき」のレシピを
調べるとして、ひとつの本でオッケーにはしない
私なら、たとえば、肉以外の具はどうするか
割り下の内容、割り下の使い方など、いくつかの本の
レシピを見比べながら、情報を集める


こうして、調べてみると、調べるという
行為自体がとてもなかなか楽しくなる
歴史は楽しい分野だと思っているが
それは、仮設を立てた人の考え方が面白いと
いってもいいかもしれない


少し本を整理しようかなと思っている
かみさんと、話をしていて、こだわったのは
本棚、扉をつけるのなら、透明なものがいいな
ということだ
上に書いたように、本棚を眺めながら
考え事がしたいと思うからだ
少ない本にしてもそうだ


前に映画で、確かメグ・ライアンのラブコメものだが
非現実の世界に生きる男が図書館にて、出現するというのが
あったけど
図書館で、イマジネーションが生まれる場と思う
きっとあの映画の企画者は、図書館が好きなのだろう
図書館で過ごす時間は、いい時間だ
いいえ、自分の状態がよければ、いい時間にできると
いったほうがいいかな